NTTデータ経営研究所のニューロイノベーションユニットとシュア・ジャパンは、オンライン会議で行き交うデジタル音声の音質の違いがもたらす生体ストレス反応への影響を検証する実証実験の結果を発表した。
今回の実証実験では、常態化している日々の「疲労感」や「会議内容の理解不足への不安感」の要因解明に向け『オンライン会議の音質が生体ストレス反応に与える違い』を検証している。 実証実験の結果として確認された主な影響は、以下のとおり。
- 音質が悪い会議では、内容が理解されないだけでなく、参加者にストレスを与える。
- ストレスの原因として、特に認知機能に対する負荷が高まる傾向があり、これが継続すると認知機能が低下し、理解力や判断力、反応のスピードといった会議参加にとって重要な能力が鈍くなることが考えられる。
- 内容が理解できないことによるストレスは会議後半にかけて蓄積されていく。