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東芝デジタルソリューションズ、AI OCR文字認識サービスと「AirLake」連携し紙業務の効率化へ

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 東芝デジタルソリューションズは、同社が提供する「AI OCR文字認識サービス」および「RECAIUS(リカイアス)ナレッジプラットフォーム」と、DATAFLUCTのノーコードクラウドデータプラットフォーム「AirLake」を10月24日から連携開始する。

サービスの概要
[画像クリックで拡大表示]

 同連携では、AirLake内に蓄積された帳票や紙書類などの多様なデータを、AI OCR文字認識サービス、およびRECAIUSナレッジプラットフォームを用いて、デジタル形式へ変換・仕分けなどを行い、再びAirLakeに蓄積する。これにより、その後のデータの分析・活用などが容易になり、課題解決や業務の効率化に貢献するとしている。

 例えば、製造業の設備の保守点検業務に活用した場合、AirLake内に集約した設備点検報告書などの帳票や紙書類について、手書き自由記述欄も含めAI OCR文字認識サービスがテキスト化と自動仕分けを行うことで、点検結果入力業務を効率化。テキスト化された自由記述欄のデータから各事例の特徴を抽出・蓄積することで、類似事例の検索も容易になるという。

 これにより、従来活用が難しかった手書き自由記述を含め、書類のデータ読み取りから整理・共有・活用までをワンストップで行うことが可能となり、設備トラブル発生時の対応時間の短縮や早期解決に寄与することも期待されるとしている。

 サービスの概要は以下のとおり。

AI OCR文字認識サービスとの連携

 複合機などを使って電子化した紙書類をAirLakeに格納後、AI OCR文字認識サービスと連携させることで書類を読み取り、データ化する。取り消し線や吹き出しなどを含んだ手書き文字やページ全体の読み取り機能に加え、各種帳票の識別機能、訂正・チェック回数などを柔軟に組めるワークフロー機能などにより、業務の効率化に貢献するという。読み取ったデータはAirLake内に蓄積され、データ分析にも活用できる。

RECAIUSナレッジプラットフォームとの連携

 主に工場や設備、提供サービスの運営・運用時にインシデントが発生した際、対応時間の短縮と早期解決に寄与するサービス。AirLakeに格納した過去のインシデントのレポートや設備などの運営・運用マニュアル、センサーデータ、Q&Aといったテキストや音声データを構造化および解析後、装置や不具合、部位、処置、原因ごとに分類・整理し、一連のエピソードとして管理する。

 インシデント発生時に部位や原因などをキーワードにして検索すると、蓄積された事例と現在の状況についてエピソードを基に比較し、過去の知見がなくても有効な対策を得られるとしている。

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BizZine編集部(ビズジンヘンシュウブ)

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