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IGS、リスキリングの無償化を実現するNFTサービスの抽選申込を開始

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 ONGAESHIプロジェクトチームに参画するInstitution for a Global Society(IGS)は、無償のリスキリング・採用一体型プラットフォーム「ONGAESHI(オンガエシ)」の9月ローンチに向けて、NFTの初回販売分の抽選申込を6月28日に開始した。

 ONGAESHIは、完全無償のリスキリングを実現し、学んだ人が転職するとNFT購入者に人材育成の貢献金が還元される仕組みを取り入れたサービス。NFTの抽選申込開始後、2日間で申込が100個を超えているという。

リスキリングから転職まで一貫した支援が求められる

 リスキリングが注目される中、政府も大規模なリスキリングの支援を提言しており、今年6月下旬に「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業」として、企業で働く人を対象に、転職を目的とした学び直しを支援することを発表した。具体的には、40万円を上限として受講費用の半額を補助。受講者が転職に成功し、転職先で1年間継続して働いている場合には、最大16万円が追加で支給される。リスキリングから転職まで一貫した支援が、国全体で求められているという。

無償のリスキリングを持続的に実現する受講権NFT

 ONGAESHIが掲げる完全無償の実現には、NFTを購入するスポンサーの存在が欠かせない。ONGAESHI NFTは、データサイエンス講座やDX講座などの受講権をNFT化したものだという。NFTの購入者(スポンサー)が、応援したい人(タレント)にNFTを貸し出すことで、学びたい人は無償でリスキリングできるとしている。そして学んだタレントが転職すると、スポンサーに人材育成の貢献金としてガバナンストークン「ONGS(オングス)」が還元される。

 また、NFTは資産として保有や売却が可能。転職の実績が増えることで、需要の高いNFTになっていく。また、利用したNFTはリペアすれば、再度利用することや二次販売も可能だという。

 このように、スポンサーとして無償のリスキリングを実現しながら、人材育成の報酬が得られるNFTの仕組みを構築することで、持続的に教育資金の循環を生み出すと述べている。

ONGAESHIのシステム概念図
ONGAESHIのシステム概念図
受講権NFTの抽選申込について

 初回販売分は、慶應義塾大学経済学部附属経済研究所FinTEKセンターが認証する、「データサイエンス講座」「DXデザイナー講座」の受講権NFTが対象となっている。

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BizZine編集部(ビズジンヘンシュウブ)

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