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データ分析×ロジカルシンキング

「根拠さえ示せばロジックは盤石」は本当か?

第2部:Part 2

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 ロジカルシンキングの基本は、結論に対する根拠を示すこと。そんなこと誰でもわかっているのに、そのロジックの「強い・弱い」の違いに悩まされるのはなぜなのか?  根拠を示しているにもかかわらず、いつも突っ込みを入れられる、説得できない理由はこんなところにあるのかもしれない。

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「根拠があるからロジックが盤石」とはいえない理由

 前回、「ロジカルに考える」とは、「論点が適切に構造化されていること」とご紹介した。その要件として具体的に、次の3つのポイントが成り立っている必要がある。

  1. 論点(メッセージ/ゴールや課題)が明確、適切に設定されていること
  2. 根拠/事象に問題がないこと
  3. 根拠/事象と(その上の)結論が合理的につながっていること

 今回は、「2. 根拠/事象に問題がないこと」について。

 多くの人が、言いたいこと(メッセージや結論)を主張するときには、何かしらの根拠や理由をもっているはずだ。本人に言わせれば「当たり前じゃないか、だってXXXXXなんだから」とその根拠を示してくれるだろう。

 そこだけを取り出せば、ロジックに必要な最小構造である次の形を満たしているともいえる。

ロジックに必要な最小構造である形

 ところが問題は、その“XXXXX”で表現される根拠の中身だ。その妥当性の問題と言っても良いだろう。

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その根拠の「妥当性」は大丈夫だろうか?

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この記事の著者

柏木 吉基(カシワギ ヨシキ)

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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