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NEDO、グリーンイノベーション基金事業で新たな4テーマを採択 航空機産業の国際競争力強化へ

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 NEDOは、グリーンイノベーション基金事業「次世代航空機の開発」プロジェクトで、液体水素燃料を用いた燃料電池電動推進システムや航空機電動化コア技術の開発など、新たに4件の研究テーマを採択した。

 これにより、カーボンニュートラル社会に不可欠な次世代航空機の機体装備品について、要素技術レベルでイノベーションを促進。将来技術における欧米企業と日本企業による共同研究開発の促進や国際標準化活動とも組み合わせながら、日本の航空機産業における国際競争力の強化を目指すという。

 採択テーマは以下のとおり。

【研究開発項目3】液体水素燃料を用いた燃料電池電動推進システムとコア技術開発

  • 水素燃料電池電動推進システム技術開発:液体水素を用いた4MW級の燃料電池電動推進システムを開発し、同プロジェクト終了時までに技術成熟度レベル(TRL)6以上を実現する。航空機用途における燃料電池電動推進システムを構成するコンポーネントの技術開発を行うことで、日本の航空機産業が海外企業の開発プロジェクトに参画、連携することを推進。また、当該技術に関連する国際標準化活動への参加、および認証取得に向けた安全性を示すためのロジック・方針の検討も技術開発と並行して進める
  • 水素燃料電池コア技術開発:航空機向けに耐熱性、耐久性といった性能を改善する水素燃料電池材料などのコア技術の開発を行う

【研究開発項目4】電力制御、熱・エアマネジメントシステムおよび電動化率向上技術開発

  • 電力制御および熱・エアマネジメントシステム技術開発:航空機の電動化の中核を支える電力制御、熱・エアマネジメントシステムにおけるコア技術についてプロジェクト終了時までにTRL6以上を達成し、電力制御および熱・エアマネジメントシステムを統合したシステムを確立
  • 電動化率向上技術開発:電動化率向上技術の一つとして、航空機の電動モータによる地上走行(電動タキシング)機能の開発を行う。離着陸時の速度/衝撃度への耐性やモータと一体化した冷却機能などを実証。プロジェクト終了時までに燃費向上と安全基準の充足を両立しつつ、TRL6以上を達成する

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BizZine編集部(ビズジンヘンシュウブ)

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