ADDIXは、浜名湖エリアの関係観光協会、JR東海が立ち上げた、サイクリングを起点とした観光による地域創生プロジェクトにおいて、レンタサイクルの拠点開発およびサービス提供に向けた立案の共創パートナーとして支援している。

ADDIXは同プロジェクト事業において、有識者によるポテンシャル調査、現地モニター調査、PoCの実施からレンタサイクルサービスおよび付帯サービスの内容と計画を策定し、プロジェクト全体の顧客体験を設計した。また、観光コンテンツの造成、レンタサイクル拠点の開発など、コンテンツの企画・造成も担当しているという。

ADDIXの担当領域
サービス構想策定
- 自転車愛好家・インフルエンサーによる現地調査(資源発掘・ポテンシャルの見極め)
- ユーザーインサイト調査(現地モニター調査、Web調査、デプスインタビュー調査)
- 事業PoC(モニター調査と並行したレンタサイクル事業運営のPoC)
- 事業モデル、収益計画の立案・策定の支援
- レンタサイクル拠点のコンセプトおよび機能に関する企画立案
- レンタル自転車の選定とレンタル運用計画策定
開発実行
- トレーラーハウス内装設計の構想、イメージパースの作成
- 拠点名称の策定・クリエイティブ開発(ロゴ・拠点内で使用するイラストマップ等)
- プロモーションコンセプトの立案と各種制作(施策名・施策ロゴ・キーコピー等の制作)
- 現地コンテンツの造成(コース周辺の店舗・施設への送客支援のためのクーポン開発、「鍵みくじ」開発)
- レンタサイクル予約サイトの整備
- クーポン事務局の設置
インサイト調査や事業PoCの結果から、サイクリングライト層に向けた観光コンテンツを造成
ユーザーインサイト調査や事業PoCの結果から見えた現地周遊の施策促進として、サイクリングコース上でお得にグルメ・観光が楽しめる「ゆるチャレ満喫クーポン」と縁結びのお寺として知られる「舘山寺」での「鍵みくじ」を開発した。
「ゆるチャレ満喫クーポン」は、地元の飲食店や観光施設と共同で開発。参画呼びかけや運営体制を構築し、クーポンブックの作成・事務局運営まで対応するとしている。「鍵みくじ」は弁天島サイクルゲートで鍵を購入して出発し、舘山寺に置かれている、鍵の掛けられたおみくじを開けることで運勢を占えるという。サイクリングライト層でも、目的意識を持って一定距離を走れるように設計したと述べた。
JR東海が培った“推し旅”のノウハウと協業。コンテンツIPとのコラボレーションで現地誘客を促進するという。

レンタサイクル拠点「弁天島サイクルゲート」の開発を支援
浜名湖サイクリングのゲートウェイとなる「弁天島サイクルゲート」は、舞阪町観光協会とJR東海が共同で運営するレンタサイクル拠点施設。
具体的には、ADDIX保有の自転車メディア「Bicycle Club」の知見を活用し、サービス提供の拠点となる「弁天島サイクルゲート」に関する必要機能の企画、内装の基本設計および配備する自転車の選定と計画策定を行ったとのことだ。また、現地モニターツアー調査の実施結果を踏まえてレンタサイクルサービスおよび付帯サービス内容の詳細計画を策定。拠点の名称やロゴなどのクリエイティブ開発を行ったという。

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