ストックマークは2025年7月1日(火)、社内外の情報をワンストップで検索/活用可能な「Anews」のブランド再構築を行い、新生「Aconnect(エーコネクト)」として提供を開始した。

Aconnectは“業務に深くつながるAIエージェント”として、製造業を中心とした多岐にわたる業種/職種や業務において、的確なナレッジの活用を支援するもの。ビジネスシーンでの活用に特化したデータ基盤に加え、1,000億パラメータを保有する独自LLMの開発など、同社が長年培ってきたLLM(大規模言語モデル)の開発・構築技術、そして情報同士の関係性を整理・活用するナレッジグラフ技術という三つの根幹技術によって支えられている。
Anewsは元々、ニュースの社内向けキュレーションサービスとして始まったプロダクトだ。現在は特許・論文・社内情報など、ニュースに留まらないビジネス情報を提供している。「ニュースという言葉をサービス名に含んでいては、プロダクトの価値を表現しきれない」と考え、このタイミングでのリブランディングを実施した。
リブランディングにともない、Aconnectに「パーソナルヒント」「ディープリサーチ」「調査内容の共有」の各機能を実装した。
1.パーソナライズヒント機能
プロフィールに入力された情報を基に、AIがユーザー一人ひとりの業務目的や背景を理解。社内外のあらゆる情報を根拠に、ユーザーの業務に対して次のヒントを提案する。7月中旬より順次提供予定。
2.ディープリサーチ機能
ユーザー一人ひとりの業務目的や背景を踏まえた課題解決のテンプレートを用意。ユーザーが複雑なプロンプトを入力しなくても、要素技術の分解や、自社技術の特徴を活かしたアイデアの発見、顧客ニーズや市場規模の特定などを可能にする。
3.調査内容の共有機能
ユーザーがAIエージェントとの対話内容を、閲覧範囲を限定して共有できるようにするもの。これまでは、ユーザーとAIの間で閉じた活用になっていた。
【関連記事】
・ストックマークとアイデミーが協業 DX人材育成から生成AIシステム開発まで一気通貫で支援
・レゾナック、ストックマークの「Anews」を導入 研究テーマ着手の加速や情報収集効率化を実感
・ビザスクとストックマークが提携 専門知見とAIを融合したワンストップなリサーチ環境を実現