東急不動産は、大規模産業まちづくり事業への本格参入を発表した。事業ブランドを「GREEN CROSS PARK(グリーンクロスパーク)」として全国で複数の事業に参画し、産業拠点整備を起点とした周辺地域の活性化に資する“産業まちづくり事業”を拡大していく。
今後は、GXやDXをさらに推進し、再生エネルギー100%の産業まちづくりや、自動運転に対応した拠点ネットワークの構築、雇用確保等の多様化する企業ニーズにも柔軟に対応していく。
産業まちづくり事業ブランド「GREEN CROSS PARK」
ブランド名の「GREEN CROSS PARK」は、産業団地・工業団地を意味する“INDUSTRIAL PARK(インダストリアルパーク)”をベースに、“GREEN(環境、持続可能性)”と“CROSS(多様な交流・交差、革新性)”を掛け合わせた名称。

ビジョンを実現するコンセプト
GX・DX・まちづくりの力を柔軟に組み合わせ、地域の課題に応じた当社ならではの産業を起点にした持続可能な街づくりを実現。緑の恵みと都市の豊かさが調和する新たな産業基盤を創出し、日本の産業振興と地域共創に貢献していくという。

産業まちづくり事業の取り組み方針
同社は現在、高速道路インターチェンジに直結した次世代物流拠点の開発計画を進めている。今後は、産業まちづくり事業としても国内主要産業拠点の高速道路IC(スマートIC)至近のエリアを面的に整備することで、物流施設・産業団地を全国でネットワーク化することを目指す。

今後、産業まちづくり事業をさらに発展させる取り組みとして、地域活性化を目的とした事業者と地域の接点創出や、持続可能で未来志向な取り組みの推進およびナレッジ・ノウハウ共有を目的に、同社の取り組みに賛同する企業を中心とした会員組織も設立予定だとしている。