「通信簿」の評価制度が諸悪の根源
川下:管理の話でいうと、多くの企業で行われている「人事評価」もイノベーションの阻害要因になっている気がします。
冨田:私は、ABCをつける「通信簿」のような評価制度は、諸悪の根源だと思っています。上司は評価のために膨大な時間を使い、社員は「なんであいつがAで俺がCなんだ」とモチベーションを下げる。何より問題なのは、社員が「評価者である上司の顔色」を伺うようになることです。スポーツで審判の顔色ばかり見ている選手はいませんよね。さらに単年度のPL(損益計算書)や目標管理で縛ると、誰も3年後、10年後の大きな絵を描かなくなります。
