マクアケは2026年4月13日、アタラシイものや体験の応援購入サービス「Makuake」において、共創循環プラットフォーム「PDGサイクル」への進化を発表した。背景には、近年の円安による資材高騰やAI技術進化による商品のコモディティ化、趣味趣向の多様化、商品サイクルの短縮化など、事業環境の変化がある。これにより、新商品のデビュー後も継続的に市場で売れ続けることが困難になっている現状がある。

「PDGサイクル」は、商品やサービスの「企画(Plan)」「デビュー(Debut)」「拡販(Growth)」を一気通貫かつ循環的に支援する取り組みである。従来の「Makuake」による新商品デビュー支援に留まらず、商品やサービスが広がり、残り続けるための仕組み強化を目指している。
2026年3月に実施したアンケート調査では、304名の実行者のうち約9割が「Makuake」があることで新商品企画に踏み出しやすくなったと回答した。一方で、一般販売市場における長期的な事業継続の課題としては「競合商品の乱立」「価格競争」「購入選択肢の過多」「トレンドサイクルの高速化」などの声が上がった。また、「AIによる新商品企画のハードルの低下」に関しては、1割以下の実行者が影響を感じているのみだった。
売れ続ける商品・サービスの条件として、約9割が「生活者インサイトの理解が重要」と認識している。アンケートからは、「機能よりもインサイトを捉えた商品が長く売れる」「AI時代でも生活者の生の声が意思決定に重要」といった意見がみられた。
「PDGサイクル」の中核となるのが、「Makuake」「Makuake STORE」「Makuakeインサイト」である。「Makuake」は新商品・新サービスのデビューを支援する場、「Makuake STORE」はデビュー後の販路拡大とEC販売・物流代行などを担う。一方、「Makuakeインサイト」は、生活者の声や行動データを分析し、各フェーズでの意思決定を支援する商品開発ツールである。
代表取締役の木内文昭は、「興味と購買の間には大きな差があり、『Makuakeインサイト』によって得られる生活者の声や行動データが、企画や意思決定を後押しする」と述べている。
今後もマクアケは、「PDGサイクル」を軸に、商品・サービスの企画から拡販まで、生活者を知り続け売り続ける事業者の伴走を強化していく方針である。
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