執筆者情報
梶川 元貴(Biz/Zine編集部)
(カジカワ ゲンキ)
Biz/Zine編集部
早稲田大学卒業後、編集制作プロダクションにて、書籍編集・書籍の誌面レイアウト・電子書籍制作を4年半経験。2018年7月に株式会社翔泳社に入社し、現在はBiz/Zine編集部。
執筆記事一覧
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Biz/Zineセミナーレポート
銀行そのものをデジタルで根本的に変える──北國銀行が取り組む地域金融機関のDXとシステム戦略(Biz/Zine Day 2021 Winter レポートVol.4:株式会社北國銀行 新谷敦志氏)
企業のDX推進が大きな課題となる中で、地域金融機関でも様々な取り組みが進んでいる。石川県金沢市に本店を置く北國銀行もまた、業務改革や営業改革など様々な改革を推進し、2017年からDXプロジェクトに着手。その延長として、2021年5月には勘定系システムのパブリッククラウド移行を予定しているという。同社システム部システム企画課長の新谷敦志氏は「15年にわたって地道な取り組みを進めていたが、現在の先進的な技術なら今から始めても一気に3〜5年で現在のレベルに到達できるはず」と語る。その根拠として、これまでの経緯とともに、今後のシステム戦略やDXの取り組みについて紹介した。
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Biz/Zineセミナーレポート
大企業でのDX推進のリアルを住友商事の徳永氏とランドログの明石氏が語る()
いま注目されているテーマにDXが挙げられる。様々な企業の取り組みや、新たに創設されるデジタル庁による民間のIT人材の採用など、ニュースで「DX」を目にしない日はない。実際DXに着手する企業は年々増加しており、その動きはコロナ禍によって加速しているのではないだろうか。一方、実際にDXに着手した企業の中には、人材や組織の育成が課題だとしている企業も多い。 そんな中、住友商事株式会社と株式会社ビザスクは、日本産業全体のDX推進を目指し、「企業内DX推進コミュニティ」を設立。1月26日には「企業内DXを加速させるエコシステムづくり」と題したオンラインセミナーを開催した。このセミナーでは、住友商事株式会社 デジタルソリューション事業第一部 部長代理の徳永佑太朗氏と、SAPジャパンやコマツなどとのジョイントベンチャーである株式会社ランドログ Chief Digital Officerの明石宗一郎氏が、それぞれ自社の取り組みを紹介。株式会社ビザスク 事業法人部 事業開発第一チーム チームリーダーの宮川晶行氏をモデレーターに進めた、大企業によるDX推進に関する議論とあわせて紹介する。
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Biz/Zineセミナーレポート
ネット証券会社が口座開設率を130%向上させた秘密──データ分析とマーケティング施策を大公開(Biz/Zine Day 2021 Winter レポートVol.3:株式会社フロムスクラッチ 大薮悟志氏)
企業にとって最重要課題の1つとなっているDX(デジタルトランスフォーメーション)。しかし、その推進においてデータ活用に多額のコストをかけ、大量の工数をかけているものの、期待通りの成果が得られていないという企業も少なくない。そんな中、株式会社フロムスクラッチの「b→dash」を活用したデータ分析・活用によって、口座開設率130%アップをはじめとする各種KPIを改善し、コストの大幅削減にも成功したネット証券会社(A社)があるという。そのデータ分析とマーケティング施策の勘所について、同社 Customer Success Unit Managerの大薮悟志氏が解説した。
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Biz/Zineセミナーレポート
りそなホールディングス伊佐氏が語る、りそなグループのデジタルバンキング戦略()
メガバンクのDX推進およびデジタルバンキング戦略の実践が目覚しい。中でも、りそなグループでは、個人向けスマホアプリ「りそなグループアプリ」をDXの中核チャネルとして位置づけ、2018年2月から取り扱いを開始し、リリースから約2年半で300万DLを突破した。2020年9月にはオープンイノベーション共創拠点の「りそなGARAGE」を開設し、DX推進への取り組みを強化している。 2020年12月17〜18日に日本金融通信社の主催により開催された「デジタルバンキング展」において、株式会社りそなホールディングス オムニチャネル戦略部 部長の伊佐 真一郎氏が登壇し、りそなグループのデジタルバンキング戦略の方向性について紹介した。
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Biz/Zineセミナーレポート
みんなの銀行の横田頭取が語る、日本初のデジタルバンク設立への挑戦()
様々なビジネスがデジタル化し、オンライン上での交流が広がる中で、日本でも世界と同水準のデジタルバンキングの構築が求められている。政府が推進するキャッシュレス化の流れとともに、LINEやメルカリ、ヤフーやエイベックスといった他業種の大企業がフィンテック領域に参入している中、既存の金融機関はどのような戦略を考えているのだろうか。 日本金融通信社はこれからの新たな銀行のあり方を紹介する場として、昨年12月に「デジタルバンキング展DBX2020」を開催した。そこでの講演の中から、株式会社ふくおかフィナンシャルグループ 取締役執行役員CDOで、みんなの銀行 代表取締役頭取の横田浩二氏が講演した、日本初のデジタルバンク「みんなの銀行」についての取り組みを紹介する。
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Biz/Zineセミナーレポート
三越伊勢丹三部氏が語る百貨店DX──「最高の顧客体験」を目指したビジネス戦略とIT戦略(Biz/Zine Day 2020 Autumn レポートVol.10:株式会社三越伊勢丹 三部智英氏)
郊外型SC開発、リーマンショック、ネット通販の隆盛……1990年代から様々な環境変化にさらされながらも、かつて「ハレの日に行くお出かけの場所」だった百貨店は、最高の接客を提供する小売業の地位を保ち続けている。そんな中起こった新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的流行。小売業界全体が厳しい状況に置かれる中、百貨店はどのような対策を考えているのだろうか。 先日行われたBiz/Zine Day 2020 Autumnでは、株式会社三越伊勢丹の三部 智英氏が登壇。コロナ以前から始めていた三越伊勢丹グループにおけるDXの取り組みと、それを支える基盤作りについて語った。その内容を紹介する。
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「大企業による新規事業」のリアル
なぜミスミは製造業に変革を起こす新規事業を伸ばせているのか──吉田氏が語る、失敗を積み重ねた先の成功(第14回 ゲスト:株式会社ミスミグループ本社 吉田 光伸氏)
新規事業開発に携わる方へのインタビューを通じて、大企業内の新規事業開発における美学を探る本シリーズ。今回のゲストは、モノづくり産業の裏方として機械部品の製造販売を行い、グローバル顧客基盤32万社の製造現場を支えるミスミグループ本社の吉田 光伸氏です。 吉田氏はミスミグループ内で新規事業として「meviy」(メヴィー)を立ち上げ、従来は大量の図面と長時間を要していたモノづくり企業のサプライチェーンに改革をもたらしています。変化を起こしにくいといわれる製造業界で、なぜこういった新規事業を興すことができたのでしょうか。本気ファクトリー株式会社代表取締役の畠山 和也氏が聞きました。
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Biz/Zineインサイト
日立ソリューションズが語る、企業に眠るビジネスデータを活用した「オープンイノベーション3.0」()
「オープンイノベーション」という言葉が生まれて20年以上経っている。その内容は大きく変化し、今では「オープンイノベーション3.0」と呼ばれるようになった。テクノロジーとともに進化するオープンイノベーションについて、株式会社日立ソリューションズの中川克幸氏と小林大輔氏に聞いた。
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ニューノーマルのミドルマネジメント
DX時代の事業拡大の鍵を握る“ミドルマネジメント”の現状をジャパン・クラウド小関氏に聞く(第0回 ジャパン・クラウド・コンサルティング小関貴志氏)
DX推進とともに進む事業や業務の転換、新型コロナウイルスの流行によって急速に広まったリモートワーク。変化の激しい今、企業は生き残るためにも、生産性の向上や組織力の強化が求められています。そしてその成否の鍵を握るのが、経営陣と現場をつなぐミドルマネージャーです。では、ミドルマネージャーはどのようにマネジメントしていけばいいのでしょうか。 本連載は、ジャパン・クラウド・コンサルティング株式会社のシニアディレクターである小関貴志氏が対談ホストとなり、グローバル企業のリーダーたちや、新しいマネジメントアプローチを提言する方々との対談を通じて、ミドルマネジメントの“型”を探っていきます。 今回は、本連載の方向性を示すために、翔泳社 メディア部門 メディア編集部 部長/統括編集長の押久保剛が、小関氏にミドルマネジメントの現状を聞きました。
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Biz/Zineセミナーレポート
DXで新たな価値を生むための“多言語体験”をWovn Technologies小林氏が解説(Biz/Zine Day 2020 Autumn レポートVol.11:Wovn Technologies株式会社 小林弘佑氏)
近年、製造業における海外売上高比率は増加の一途を辿っている。また、外国人従業員を採用したり、海外企業を買収したりする企業も増加している。そんな中で起こった新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大。ほとんどの企業が、展示会や訪問営業・現地サポートといったリアルでのコミュニケーションから、オンラインでの対応へと変換を余儀なくされている。この変化を価値あるものにつなげていくことはできないだろうか。 先日行われたBiz/Zine Day 2020 Autumnでは、Wovn Technologies株式会社の小林 弘佑氏が登壇。DXを行う際に意識すべき点とWebサイト多言語化の可能性と価値について語った。その内容を紹介する。
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Biz/Zineセミナーレポート
製造業で進む“as a Service”化とは──リコーら4社が語るサブスクリプションモデルへの転換()
Zuora Japanは、2020年10月20日にオンラインイベント「コロナ禍でさらに加速する製造業のIoT/デジタルトランスフォーメーション:サブスクリプションによる収益化最新事例セミナー」を開催した。 このイベントでは、Zuora Japan 代表取締役社長の桑野順一郎氏による基調講演に加え、サブスクリプションモデルによる新しいビジネスに挑戦している、アズビル金門、シヤチハタ、アムニモ、リコーという国内製造業の先進企業4社から、ビジネス変革を先導するリーダー達が登壇。各社においてサブスクリプションモデルへの転換に至った経緯と成果、そして今後の展望について語った。
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Biz/Zineセミナーレポート
上場企業の創業者たちが語る事業成長の秘訣──SaaSにおける“雪だるま”と、起業家から事業家への転換()
10月2日に株式会社ベーシックらが提供するSaaS領域スタートアップ向けのアクセラレータープログラムB-SKETのデモデイである「B-SKET Batch4 Demo Day」が開催された。 今回は、株式会社カオナビ、株式会社フィードフォース、株式会社PR TIMESという上場した3社のSaaS企業によるセッション「スタートアップの価値を高める 起業家は事業家になれるか」と、ベーシックと共にB-SKETを提供している株式会社ファインドスターグループと株式会社クロス・マーケティンググループによる「激変する環境で成長し続ける極意~3度の不況を乗り切り100億超えの事業を作る秘訣~」の様子をお届けする。
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Biz/Zineセミナーレポート
DXの内製化や開発スピードの向上を実現する「ローコード開発」をOutSystemsが実例と共に紹介(Biz/Zine Day 2020 Autumn レポートVol.9:OutSystemsジャパン株式会社)
コロナウイルスの影響により、日本国内のDXが今まで想像できなかったスピードで進んでいる。「2025年の崖」問題も迫る中、多くの企業が従来業務のデジタル化に加え、社内のレガシーシステムの更新も始まった。その中で注目を集めるのが、開発時間のスピードを大幅に向上できるという「ローコード開発」だ。なぜ今、注目されているのか、そしてどのようにローコードを活用しているのか。約20年にわたりローコード開発に取り組み、業界を牽引してきたOutSystemsジャパン株式会社の第三営業本部長 富山篤優氏が概要と海外事例について紹介し、同社ソリューションアーキテクトの阿島哲夫氏がデモンストレーションを行った。
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Biz/Zineセミナーレポート
東芝福本氏が語る、Withコロナ時代における“真の”DX──エコシステム創出とバリューチェーン改革(Biz/Zine Day 2020 Autumn レポートVol.7:株式会社東芝 福本勲氏)
新型コロナウイルス感染症の影響により、対面コミュニケーションを前提としたビジネスの停滞、サプライチェーンの分断による生産停止など、様々な事業リスクが表面化している。その中で、事業持続性を意識した取り組みの1つとして、多くの企業でデジタルトランスフォーメーション(DX)が急加速している。しかし株式会社東芝 デジタルイノベーションテクノロジーセンター チーフエバンジェリストの福本勲氏は「多くの企業が誤ったDXの捉え方をしている」と警鐘を鳴らす。製造業はどのようにDXを捉え、推進していくべきなのか。「リファレンスアーキテクチャー」などのキーワードとともに解説した。
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Biz/Zineセミナーレポート
小売・ECのDX成功に必須の商品データ構築──AIによる自動登録をマクニカネットワークス平原氏が解説(Biz/Zine Day 2020 Autumn レポートVol.3:マクニカネットワークス株式会社 平原郁馬氏)
デジタル化時代の顧客体験を向上させるためには、DXとその基盤となる商品データ・顧客データの充実が欠かせない。しかし、労働人口の減少が大きな課題となりつつある今、人手をかけずにデータの取り入れを行うためには、AI活用による商品登録業務の自動化が有効だという。2019年にCrowdANALYTIX社の統合と世界25,000人のデータサイエンティストコミュニティによって提供される同社のAI商品登録ソリューションについて、同社AIビジネス部の平原郁馬氏が、米国大手小売企業の実例を踏まえつつ解説を行った。
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Biz/Zineセミナーレポート
インターシステムズ佐藤氏が事例で語る、データプラットフォーム・アプローチによるサプライチェーン変革(Biz/Zine Day 2020 Autumn レポートVol.1:インターシステムズジャパン株式会社 佐藤比呂志氏)
COVID-19の感染拡大は社会全体に大きな影響を与えている。需要と供給の急激な変化や、材料調達先や生産体制の変更、通常とは大きく異なる在庫管理など、様々なことが発生し、サプライチェーンに混乱を来している企業も多いだろう。 そんななか、「Withコロナ時代のサプライチェーン革命」と題して行われたBiz/Zine Day 2020 Autumnでは、インターシステムズジャパン株式会社の佐藤 比呂志氏が登壇。世界の先進企業が行っているサプライチェーン変革について語った。その内容を紹介する。
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働き方のニューノーマルを考える
with/afterコロナ時代に企業が考えるべき“新時代のワークプレイス”(第4回)
WeWork Japanは、6月4日から約1ヵ月にわたり「働き方のニューノーマルを考える オンラインフォーラム」を実施した。このフォーラムは「withコロナ、afterコロナにおいて、働き方やビジネスをどのようにシフトさせていくべきか」をメインテーマに、WeWorkイベントパートナー企業が登壇し、それぞれの専門分野から情報を共有するもの。第4回は「オフィス3.0 オフィスでも自宅でもないサードプレイス」として、ジョーンズ ラング ラサール株式会社(JLL)によるサーベイ結果の共有と、WeWork メンバーによるトークセッションが行われた。
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「大企業による新規事業」のリアル
なぜ帝人の新規事業でBtoCビジネスを生み出したのか──研究者が立ち上げたNOMONの挑戦(第13回 ゲスト:NOMON株式会社 山名慶氏、狩野理延氏)
新規事業開発に携わる方へのインタビューを通じて、大企業内の新規事業開発における美学を探る本シリーズ。今回のゲストは、NOMON株式会社代表取締役CEOの山名慶氏と、同社取締役COOの狩野理延氏です。 NOMONは帝人株式会社の子会社として2019年に創業した、「老化」に関するBtoCビジネスを展開する企業です。2018年の帝人の創業100年がきっかけで誕生したというNOMONの事業内容と、大企業で企業内起業を行う大変さとメリット、大企業で新規事業が生みだすために必要なことを聞きました。聞き手は本気ファクトリー株式会社代表取締役の畠山和也氏です。
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Biz/Zineセミナーレポート
北國銀行やフィンテック企業が語る、地方銀行のDXを推進するフィンテックサービス()
Fintech協会は、「地方銀行のDXを推進するフィンテックサービス」をテーマにした勉強会を9月11日に開催した。協会理事を務めるマネーフォワード執行役員の神田潤一氏の他、ウェルスナビ 代表取締役CEOの柴山和久氏、freee 執行役員 兼 freee finance lab CEOの小村充広氏、ACSiON CSO 兼 事業開発グループマネージャーの竹内 進氏が登壇し、地方銀行のDXを推進するフィンテックサービスを紹介していった。また、実際に地方銀行でDXを推進している事例として、北國銀行 マーケティング部資産運用課の福田雅之氏が、自社の取り組みを語った。
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「大企業による新規事業」のリアル
アイティクラウド黒野氏はどのようにして“強い”ビジネスモデルの事業を立ち上げたのか(第12回 ゲスト:アイティクラウド株式会社 黒野源太氏)
新規事業開発に携わる方へのインタビューを通じて、大企業内の新規事業開発における美学を探る本シリーズ。今回のゲストは、ビジネス向けIT製品・クラウドサービスの口コミサイト「ITreview」を運営する、アイティクラウド株式会社代表取締役社長の黒野源太氏です。 ソフトバンクグループのSB C&S株式会社から子会社として独立するまでに2つの新規事業の立ち上げを経験している黒野氏に、過去の事業の経験を生かした新規事業の立ち上げ方やITreviewのマネタイズの工夫、社内での説得方法、新規事業担当者に必要な心構えなどを聞きました。聞き手は本気ファクトリー株式会社代表取締役の畠山和也氏です。 ※取材はマスクを着用し、ソーシャルディスタンスを保って行っています。