KPMGコンサルティングは、2025年12月26日、クラウド活用を全社横断的に推進する組織CCoE（Cloud Center Of Excellence）における、戦略策定から立ち上げ、運営までをワンストップで支援するサービスの強化を発表した。

　近年、クラウドは企業のIT戦略に不可欠な基盤となっている。一方で人材不足やテクノロジー変化への対応不足、ガバナンス体制の不十分さ、導入後のコスト最適化の難しさ等の課題も多い。こうした背景から、クラウド推進のための横断組織であるCCoEを設ける企業が増加している。

　CCoEは、クラウド戦略の策定、ガバナンス・標準化・コスト管理・人材育成を担うことにより、リスクの低減や運用効率化、コスト最適化、技術品質の向上、社内スキル強化を実現し、企業のデジタルトランスフォーメーション（DX）を加速させる効果が期待される。

　今回のサービス強化でKPMGコンサルティングは、クラウド戦略と要望の整理、CCoE体制の企画・立ち上げ、試行や標準化アセットの作成、本格展開ロードマップの策定、運営体制支援まで一気通貫で提供する。具体的には、現状分析、優先課題の抽出、メンバー選定やワークショップの実施、試行プロジェクトの評価指標の設計、標準化資産のドラフト作成、人材モデルや業務プロセスの定義などを支援。ロードマップ策定後は、CCoEが自律的に運営できる体制づくりまで伴走し、クラウド活用の持続的推進基盤構築を目指す。

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