KPMGジャパンは2025年11月27日、アドバイザリー領域を統括する新会社「KPMGアドバイザリーホールディングス」を設立し、同年12月1日から事業を開始すると発表した。本新会社の設立により、高い専門性を持つ5,000名のプロフェッショナルが結集し、経営戦略、事業変革、AI活用、リスク管理などに関する幅広いアドバイザリーサービスをワンストップで提供する。
地政学的リスクやサイバーセキュリティ対応、AI・データ活用、サステナビリティ対応など、国内企業を取り巻く経営課題は複雑化が進んでいる。これに対応し、統合的なサービス提供および迅速な意思決定支援を実現するため、今回の新会社設立に至った。
新設のKPMGアドバイザリーホールディングスは、あずさ監査法人、KPMGコンサルティング、KPMG FAS、KPMG Forensic & Risk Advisory、KPMGあずさサステナビリティ、KPMGヘルスケアジャパン、KPMGアドバイザリーライトハウス、KPMG Ignition Tokyoなど、グループ各社と連携しながら各専門分野の知見を結集する。これにより、経営企画や事業変革、新規事業推進を担う企業に対して、統合的で質の高いアドバイザリーサービスを効率的に提供する体制を整える。
さらに、成長分野や戦略領域への積極投資、人材拡充を進めることで、企業の持続的成長の支援を加速する。KPMGジャパンは、信頼を基軸にクライアントとのパートナーシップを強化し、企業の変革と競争力向上に貢献するとしている。
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