3Dプリンターはサプライチェーンを変える
「インダストリアル・インターネット」がデータとネットワークによるソフトウェアによる革命であるのに対して、「アドバンスト・マニュファクチャリング」はサプライチェーンやモノの再設計、工場変革といった「ものづくり」の革命だ。
将来は、パーツの設計データをお客様に送れば、お客様のところにある3Dプリンターでそのパーツができてしまう。そうなるとわれわれのパーツの製造も必要なくなりますし、発送する必要性もなくなる。そういう時代がおそらくここ数年で来る。
製造業にとっては破壊的とも言えるこの変化を、熊谷社長は「面白い」と語る。製造現場も変わり工場そのものも変わってくくるだろうという。すでに航空機エンジンのノズル部分では3Dプリンタで製造しているが、耐久性は従来製品の5倍になっているという。