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Unipos、人材開示「語りの質」測る新指標HCNIを開発  大手1,574社をスコア化

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 2026年3月12日、Uniposは、上場企業の人的資本開示における「語りの質」を数値化する「Human Capital Narrative Index(HCNI)」を開発し、東証プライム市場1,574社を対象にしたスコアリングデータベースを構築したと発表した。

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 HCNIは、有価証券報告書や統合報告書、人的資本レポート等において企業が開示する人的資本関連情報について、「なぜその数値になっているのか」「自社の課題をどう認識し、経営計画の実現に向けて何を変えようとしているのか」といったナラティブの誠実さ・具体性を基準に評価・スコア化するものだ。従来は媒体ごとに内容が異なるため横断的な質的評価が難しかったが、本指標では独自の統一基準を導入。これにより、有価証券報告書に対する「ARスコア」、統合報告書に対する「IRスコア」、多様性に関する「多様性スコア」という3つの項目で一貫した分析・比較を実現した。

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 スコアは各社ごとのパーセンタイルランクへ変換後、総合スコアとして集約。特にスコア上位200社は「HCNI200-G」と分類している。Uniposによれば、多様な視点から人的資本の語りについて再評価することで、形式的な網羅性だけでは分からない、実態に即した人的資本経営の姿を浮き彫りにできるとする。

 今回の分析によると、東証プライム市場1,574社のうち、自社の課題や強みを踏まえた「変化のストーリー」を明確に開示できている企業は127社(約8.1%)にとどまる。多数の企業が数値や実績の報告にとどまり、課題認識や具体的なアクション計画まで踏み込めていない実態が明らかとなった。

 また、指標の有効性検証として有価証券報告書の開示スコアと翌月の株価リターンとの関係を分析したところ、業種ごとの影響を統計的に除去しても正の相関関係が確認された。さらにHCNIスコア上位200社(HCNI200-G)を用いた過去5年分(2021年3月~2026年2月)の市場データ検証では、市場動向や規模などの要因を加味しても年率+10.2%の超過リターンが確認されたという。ただし、これは現在の格付けを過去のデータに遡及適用した結果であり、将来のリターンを保証するものではない。

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 Uniposは、2026年秋に2025年度の有価証券報告書データを加えたHCNIスコアの更新を予定している。2027年以降はデータ蓄積を基にローリング格付けによる予測検証を行う方針だ。

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