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【出張版】M&A Online

国内最大級の小売業セブン&アイ・ホールディングスが次に繰り出すM&Aとは?

M&AアーカイブスVol.1 セブン&アイ・ホールディングス<3382>

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直近の売上高構成比率―米国で30%の伸び、日本は68%

 セブン&アイ・ホールディングスの直近の売上高構成は、日本65%、北米33%、その他2%となっている。意外なことは、ここ10年、海外売上比率が低下していることである。もちろん、米国での売上高はここ10年で30%伸びており、その他地域(主に中国)も3.4倍に売り上げが伸びているのだが、ボリュームの大きい日本が68%とそれ以上のペースで伸びたため、海外売上高の割合が低下しているのだ。

■所在地別売上高構成■所在地別売上高構成

高級路線、ブランド力の高い百貨店や専門店を買収

 セブン&アイ・ホールディングスの足元のM&Aは国内外での戦略は趣を異にする。
 海外、とりわけ北米では、株式譲渡・事業譲渡いずれの場合にもM&Aでまとまった数の店舗を獲得することに主眼を置く。
 一方、国内では既に知名度・店舗数ともに十分であり、フランチャイズという店舗展開の形態上、ほかのコンビニエンスストアチェーン本部をM&Aで取得する必然性は薄い。むしろ、他チェーンよりも高い平均日販を武器に、日販に劣る他チェーンの加盟店にフランチャイズ契約のくら替えを促すことで足りる。北米のように一括でコンビニエンスストア多店舗を獲得することよりも、より高級路線の百貨店や、認知度の高い専門店の獲得など、業態の多様性を志向したM&Aを展開する。

セブン&アイ・ホールディングスM&A年表

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営業利益の94%は、コンビニ事業および金融関連事業で生み出す

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M&A Online編集部(エムアンドエーオンラインヘンシュウブ)

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