ゼンタングル認定講師として活動するダヌコンダ真理さんによる入門書、『ペン1本で心が落ち着くゼンタングル描き込みBOOK』が7月5日(火)に刊行となりました。アメリカを中心に流行しているゼンタングル、皆さんもやってみませんか?
そもそもゼンタングルとは、単純な「タングル(模様)」を描いて作品を作り上げるアートの技法であり、その実践の最中に瞑想状態になることができる「禅」でもあります。じっとしたまま精神統一するタイプの禅が苦手な方でも、ペンで線を描き続けることはできるのではないでしょうか。その結果は一つの作品となり達成感が生まれ、その過程は瞑想状態のためさまざまな効果が得られます。
今回はゼンタングルのお手本と基本的なタングルを紹介しますので、ちょっとした隙間時間に挑戦してみませんか? 本書にはもっとたくさんのタングルや作品が収録されていますので、面白いと感じた方はぜひ手に取ってみてください。
基本のステップになれる(1)
まずはこの手本を目指して基本的なタングルを習得しましょう。ここでは4種類のタングルが使われています。描くときには次の4項目を意識してみてください。
・まずは深呼吸して体の力を抜こう。
・上手に描こうと思わず、楽しもう!
・タイルを回しながら、描きやすい方向から描こう。
・急がず、線の1本1本に集中して、丁寧に描こう。
これら4種のタングルを1枚のタイル(9cm×9㎝の紙)に描いていきます。手本をよく見ると、下の図のように区切られているのが分かります。この区切り線をストリングといいます。
まずはこのストリングを鉛筆で紙に描きます。そしてペンに持ち替えて、それぞれのセクションをタングル(模様)で埋めます。これが基本ステップです。
基本のステップになれる(2)
少し難しいタングルもあります。何度も描けば慣れていくはずです。
今回の手本もタングルごとに区切られています。まずはタイルにストリングを入れて、そこにタングルを描き込んでいきましょう。
タングルを対称に配置する
手本がさらに複雑になってきました。絵を描くのが苦手な方は見ただけで怯んでしまうかもしれませんが、これは3種類のタングルしか使われていません。パターンを掴んでできるだけ考えないで描くのがコツです。
これもストリングは単純です。タイルを区切ったら、描き込み開始です。
いかがでしたでしょうか。時間がかかるものもあったかもしれませんが、線を描いているときはとても集中していたかと思います。それが瞑想と同じ状態なのです。
もっと多くのタングルを習得できれば、本当にアートのような作品を作ることもできます。瞑想とアートが組み合わさっているという言葉どおりのゼンタングル、楽しめた方はこれからも続けてみてください。