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Biz/Zineセミナーレポート

「人工知能」と「システムバイオロジー」の融合が与える人類史上最大のインパクト

THE NEW CONTEXT CONFERENCE 2016 TOKYO report vol.2

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研究の人為的な部分をシステマティックに進めるための「IoT/AIプラットフォーム」

 北野氏は、この人為的なプロセスが抱える弱点に「脆弱な情報基盤」を挙げた。同氏は論文を読みながら、計算をして、プログラムを書く、といった流れで実験プロセスを進めていたが、仮説を立てるという部分だけは、システマティックにすることができなかったと語る。その理由について下記のように言及し、新しい取り組みについて語った。

システマティックに進めるためには、「ビジョン」「セオリー」「プラットフォーム」「マネジメント」が重要な要素になってきます。しかし、この当時は「プラットフォーム」が存在していませんでした。そこで、特定非営利活動法人 システム・バイオロジー研究機構(SBI機構)の新規プロジェクトとして、生命科学・ヘルスケア分野における情報解析のオープンプラットフォーム「Garudaプラットフォーム」を作りました。

 同プラットフォームでは、ゲノムからライフスタイルデータの水平統合も、いろいろなデータの垂直統合もできる。北野氏は、これを「いわゆるIoTプラットフォーム・AIプラットフォームと呼ばれるもの」とコメントした。

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