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デザイナーの働き方に影響を与える、テクノロジーによる「デザイン」の進化とは?

speak spark Tokyo「20XX年のDesign 技術の進化がもたらす未来」レポート

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 2016年8月20日に世田谷ものづくり学校にて、「speak spark Tokyo」が開催された。ソニー株式会社チーフアートディレクター入矢真一氏とbtrax CEO ブランドン・K・ヒル氏が登壇、inquire inc. CEO モリジュンヤ氏がモデレーターをつとめたセッション「20XX年のDesign」の模様をお届けする。

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VR/AR時代は「歩く行為」がインプットになる

 デザインシンキングやサービスデザインの登場で、ビジネスにおけるデザインの領域が注目を浴びている。その一方で、従来までのデザイナーにとっても、最新テクノロジーの登場によるデザインすべき対象の拡張や、デザイナーという職種に求められるスキルの変化などの波が訪れている。第一部ではソニーでチーフアートディレクターをつとめる入矢真一氏が登壇。人工知能やIoT、VR/ARなどのテクノロジーが影響を与える、「人と機械のインタラクションの変化」について考えていく。

 入矢氏がソニーで担当しているのは、ソニー製品のUIデザインについて。ウォークマンやカメラといったハードウェアから、ハードウェアに搭載されているアプリやウェブサービスまで、その担当領域は幅広い。

 入矢氏が最初に紹介したのは、ハードウェアをつくってきたメーカーのインターフェースの進化について。そもそも、インターフェースとは機械と人間のやり取りが生じる接続面のことを指す。インターフェースを接点としたやり取りをする際に、ユーザーの操作や行動といった「インプット」と、要求に対して何かを提示する「アウトプット」が存在する。

タイトル

 インプットはボタン、ペン、タッチパネル、指そのものや体全体を使って行われる。VR/AR技術を活用したゲームなどが今後主流になる時代に、例えば、歩くこと自体がインプットとなり、その行為が影響を与えるアウトプットが出てくる。今後は、センサーで人の動きや顔の表情を認識したり、声で指示を出したりと、インプットにあたる行為は拡張していくだろう。

 アウトプットの種類は、テキスト、音、映像などのコンテンツが一般的だ。テレビ、オーディオ、パソコン、そしてスマホといったハードウェアから出力されることが多い。

入矢真一氏入矢真一氏(ソニー株式会社 チーフアートディレクター)

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