nd factory、横浜市、NTTドコモの三者は、 住宅メーカーやIoT機器メーカーなどの横浜市内の中小企業などと協力し、 IoT家電やセンサーなどを実装した「IoTスマートホーム™※2」を用いて実証実験を行い、 将来的に家が居住者の生活状態を把握し、 AIを通じて居住者の状態に合わせた快適な室内環境へ自動調節する未来の家の実現をめざすという。
本プロジェクトでは、 約2年間にわたり、 IoTスマートホームを用いた実証実験を通じて、 実際の生活ログを蓄積、 解析することで、 居住者の生活状態や快適さについて評価・検討を行う予定。
「IoTスマートホーム」とは、 住宅の様々なところに設置されたIoT機器やセンサーで、 住む人の生活を丸ごとスキャンすると共に、 収集された各種時系列データに基づき、 AI技術によりIoT機器を自動制御することで、 快適な生活をサポートし、 健康管理もしてくれる未来型の住宅を目指すというもの。
従来、 健康管理に関わるバイタルデータや食事などのデータは、 各種多様なデバイスを用いて収集、 計測は行われるがが、 それぞれのデータを一元的に見ることができないことや、 使用者自身がデータ入力するのが手間になり、 継続して使われづらいという課題があった。
IoTスマートホームでは、 複数のデータをクラウド上に収集し、 スマートフォンなどの一つの管理画面で可視化されるため、 居住者は手軽に健康や生活状態を把握する。 さらに、 居住者はIoT機器などを一括で制御、 管理できるアプリケーションを用いて、 手軽に家の中に設置されているIoT機器などの操作が可能になる。 将来的には、 AI技術を活用することで家が居住者の生活状態を理解し、 室内環境を快適で健康な状態に調節することが可能になることを目指すという。