A.T. カーニーは、井上真がグローバル取締役に選出されたことを発表した。アジアパシフィック地域からは井上に加え、オーストラリア・ニュージーランドユニットの会長アダム・ディクソンも同時に選出された。

今回の選出は、アジアパシフィック地域、日本を含む同地域のクライアント企業が推し進める変革の取り組みをさらに強化する狙いがあるとされている。A.T. カーニーのグローバルリーダーシップチームと密接に連携し、クライアント支援の多様化と拡大を図る方針である。
井上は約12年にわたりA.T. カーニーで消費財・小売、サービス、総合商社を対象に、全社戦略、競争戦略、グローバル成長戦略、営業・マーケティング改革、組織診断・設計、チェンジ・マネジメントなどのコンサルティングを手掛けてきた。また、2024年にはStrategy, Growth & Organization Transformationプラクティスのアジアパシフィック地域リーダーも務めている。
A.T. カーニーは2025年で創業100周年を迎え、「Essential Rightness(本質的な正しさ)」の理念を重視したコンサルティングを軸に、約20社の日本を代表する大企業や200社のライジング企業支援に注力している。同社は「Well-Being社会の創造」をパーパス、「日本を変える、世界が変わる」をビジョンに掲げ、持続的な企業成長と社会変革への貢献を目指している。
アジアパシフィック代表および日本法人会長の関灘茂は「今回の取締役選出は、地域の企業が実践するパーパスおよびビジョン推進へのコミットメントを示すもの。井上は成長戦略や組織能力変革、本社機能の高度化などを通じてクライアントの価値創造、時価総額成長に貢献しており、今後も支援の多様化と拡大に取り組む」とコメントしている。
井上真は「グローバル取締役として、アジアパシフィック地域、とくに日本のクライアント企業やメンバーの声をA.T. カーニーのビジョンや価値観に反映させていく。100周年を迎える同社が持続的な成長と社会の発展に引き続き貢献できるよう努めていく」としている。
井上は東京大学を卒業、米国ワシントン大学でMBAを取得後、三井物産や米国化学メーカーなどを経てA.T. カーニーに入社。2024年には業界誌の戦略コンサルタントトップ25にも選ばれている。今後のA.T. カーニーの経営体制とサービス拡充に注目が集まる。
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