マイクロソフトはHoloLensを次世代のエンタープライズ・エッジデバイスと位置付け、MicrosoftのクラウドプラットフォームであるAzureと連携させる。
これにより企業の製造現場と本社など、異なる複数拠点でHoloLensを装着した意思決定者がクラウド環境で繋がることができ、現場で起きている課題をリアルタイムに共有でき、迅速な意思決定を行うことが可能になるという。
また、製造現場の組み立て工程において、HoloLensをAI(人工知能)と連動させることで、製品の設計情報や部品情報などをリアルタイムにHoloLensに表示することで、経験の浅い作業員でも熟練作業員と同じレベルでの作業が可能となり、品質向上にも活用でき、さらに、HoloLens向けに開発された専用アプリケーションをカスタマイズすることにより、製造現場ごとに異なるニーズに対応するという。
KPMGコンサルティングでは、具体的な適用例として製造現場における不具合の記録、調査、分析に活用するプロトタイプを開発し、国内大手製造業企業とともに製造現場における検証を進める。