開発中のプロトタイプは、小柄な成人女性を参考にした130〜150cmで、弁当工場におけるベルトコンベアのラインで作業できる人型双腕ロボットだという。
このロボットは、頭部のカメラで番重と呼ばれる食品コンテナにばら積みされた不定形な弁当のおかずを識別し、アーム・ハンド部がその一つを取り出してお弁当箱に盛り付ける機能を有しているという。この機能はGoogle社のフレームワークTensorFlowを活用したディープラーニング(深層学習)により実現している。また、柔らかい動きができる機能を開発し、人と近接した作業ができるよう圧迫感のないスタイリッシュなデザインを採用したとしている。
アールティは、協働人型サービスロボットの早期実現を目指している。今後は弁当工場内にプロトタイプロボットを設置し、2018〜2019年中の実証実験をおこなう予定。また、2019年中に量産型モデルを公開、販売予約を開始し、翌2020年中の生産・納入を目標としているという。