日本クラウドキャピタル、資金調達手段の多様化と情報の透明性に関する新規戦略を発表

 株式投資型クラウドファンディングサービス「FUNDINNO」を運営する日本クラウドキャピタルは、資金調達手段の多様化と情報の透明性に関する新規戦略を7月2日に発表した。

[公開日]

[著] BizZine編集部

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 日本クラウドキャピタルは、新規戦略として以下の3つを発表した。

  • 新株予約権型の資金調達手法の開発
  • 株主コミュニティの形成
  • 成長支援プロダクト「FUNDOOR」の開発

新株予約権型の資金調達手法の開発

 これまで「FUNDINNO」のプラットフォーム上では普通株しか取引できなかった。それに加えて新株予約権も取引できるようにすることで、新たな投資/資金調達の機会の創出を目指す。この手法は、8月の正式公開を予定しているという。

株主コミュニティの形成

 株主コミュニティを形成することで、ベンチャー企業にエグジットの多様性を提供することを目指す。また、相対取引市場への参入も目指しており、第一種金融商品取引業の取得と、ベンチャー株の相対取引システムを構築するとしている。

成長支援プロダクト「FUNDOOR」の開発

 日本クラウドキャピタルは、資金調達をした会社の成長支援を通してIRの充実を目指し、「FUNDOOR」の開発を進めている。予実管理や事業計画、株主管理の機能を備えており、それらの情報をまとめてIRとして公開することで、情報の透明化を目指すという。「FUNDOOR」は10月中にベータ版の公開を予定している。

 日本クラウドキャピタル代表取締役CEOの柴原祐喜氏は「これらのサービスを打ち出すことで非上場株式市場が盛り上がり、一社でも多くのベンチャー企業にリスクマネーが供給できればと考えています」と話した。

日本クラウドキャピタル 代表取締役CEO 柴原祐喜氏日本クラウドキャピタル 代表取締役CEO 柴原祐喜氏

 7月2日には、あわせて『起業の科学』の著者でもあるユニコーンファーム代表取締役社長CEOの田所雅之氏がアドバイザーに就任したことも発表した。

 田所氏は「FUNDINNOは参加者同士が『正のネットワーク』が形成されています。 投資をしてリターンを得ることだけを目的としたフリーライダーではなく、 自分たちが当事者意識をもってコミュニティ形成に寄与し、 貢献意識が生まれている。 それはFUNDINNOの大きな強みになってくると思います。 スタートアップの新たな資金調達手段としてFUNDINNOを運営している日本クラウドキャピタルを応援しております」と話した。

ユニコーンファーム代表取締役社長CEO 田所雅之氏ユニコーンファーム代表取締役社長CEO 田所雅之氏

 また、日本クラウドキャピタルに顧問として参画している、クオンタムリープ代表取締役ファウンダー&CEO の出井伸之氏も登壇し「企業が資金を直接集められることはソニーが創業した当初からの夢でした。日本クラウドキャピタルがベンチャーの成長を支援できる基盤になるといいと思います」と述べた。

クオンタムリープ代表取締役ファウンダー&CEO 出井伸之氏クオンタムリープ代表取締役ファウンダー&CEO 出井伸之氏