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三井住友海上とゼノデータ・ラボ、投資におけるリスク管理に向けて業務提携

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 経済ニュースや決算情報をAIで解析し、企業の業績への影響を予測するSaaSサービス「xenoBrain」(ゼノブレイン)を開発するxenodata lab.(以下、ゼノデータ・ラボ)と三井住友海上火災保険(以下、三井住友海上)は、三井住友海上の投資先企業の業績が外部環境から受ける影響を解析し、投資におけるリスク管理に活用することを目的に業務提携した。

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 三井住友海上は、2018年11月リリースのxenoBrainをβ版を当初から利用しており、両社は継続的に資産運用シーンでの活用方法について協議を進めてきた。今回、SaaSサービスであるxenoBrainの利用に留まらず、業務提携によりゼノデータ・ラボが解析結果を直接データ提供し、三井住友海上の資産運用ポートフォリオのリスク管理に活用するために業務提携を結んだ。

 ポートフォリオ管理の1つである集積管理は、投資先企業を業種別に分類して管理する方法が主流。しかし昨今では、企業のコングロマリット化・グローバル化が進んだことで、同じ業種の企業でもリスク要因が大きく異なるケースが増えており、様々な視点で分析を行う必要が生じている。ゼノデータ・ラボは、ニュースや決算資料を自然言語処理で解析し、三井住友海上と連携して、企業の業績に影響を及ぼす要因とその影響度や増益シグナル・減益シグナルを算出する。三井住友海上は分析データを用い、企業およびポートフォリオの特性を分析することで投資判断やリスク管理に活用していくという。

 現在、三井住友海上の債券運用部門での活用を開始しているが、今後は他の資産や資産運用以外など全社的な活用を目指すとしている。

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BizZine編集部(ビズジンヘンシュウブ)

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