今回の実証実験では、牧草の管理や放牧エリアの区画整理といった管理業務や乳牛の管理などの課題に対して、持続可能な酪農運営の可能性を検証する。
主な内容は
- 最良な草地を自動選定:宇野牧場が持つ広さ160ヘクタールの広大な放牧地を区画し、ドローンが各区画の牧草を撮影。その撮影データから牧草の生育具合をAIで自動判別し、その日の最良な放牧エリアを選定する。
- 放牧エリアのゲート自動制御:各区画の境界線にはリモートで制御可能なゲートが設置されており、AIが放牧エリアを選定したあとは、各ゲートの開閉によりその日の放牧エリアを自動形成する。 の2つ。
INDETAILは、2020年7月よりドローンによる空撮などで現地調査を行い、2020年9月下旬~10月上旬ごろよりスマート酪農の実証実験の開始を予定している。また、放牧による安全安心な生乳の国内比率を高めていくことを目的に、将来的には農業法人を立ち上げ、放牧酪農への新規参入も図っていくという。