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住友商事、AIデータ解析サービスを手掛けるaiforceとのパートナー関係の強化を発表

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 住友商事は、AIデータ解析ツールやAI人材育成プログラムの開発・販売を手掛けるaiforce solutionsに追加出資したことを発表した。

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 近年、多くの企業がデジタルトランスフォーメーション(以下「DX」)の実現に向けた取り組みを進めており、AIスキルを備えたAIエンジニアや分析スキルを持つデータサイエンティストなど、専門家の活用ニーズが高まっている。AIの活用には、専門家が企業のビジネス課題を理解し、保有データを整理・分析・解析する過程が必要だが、専門家は不足しており、AIの導入には長い期間と高額な導入・運用費用を要するのが一般的。

 aiforceは、国内外に不足するデータサイエンティストの大半の業務を自動化・代替することを目指しており、AIの専門家でなくても、市況・需給予測やシステムの障害検知など人の判断業務の代替が可能なAIデータ解析ツール「AMATERAS RAY」(アマテラス・レイ)を提供している。同ツールはコストパフォーマンスが高く、手軽に複数の予測モデルの構築を可能とし、専門知識がなくても、ビジネスへのAI導入が可能なのだという。すでに利用企業は20社を超え、例えばサーティワンアイスクリームでは、商品ごとの出荷量の予測業務をAMATERAS RAYで行うことで、予測精度の向上に成功している。また、ビジネス領域で活躍できるAI人材を育成するオンラインプログラム「AMATERAS EDU」(アマテラス・エデュ)を開発・提供。AIの基礎知識やフレームワークの学習、AMATERAS RAYを用いたデータ解析の実践学習などで構成されており、従業員のAIリテラシーの向上にも繋げることが可能だとしている。aiforceのサービスは、企業向けだけでなく、教育分野でも活用されており、東北大学や慶應義塾大学では、経済学部の授業でAMATERAS RAYを活用したデータ分析が昨年度から実施。また、東北大学では、学部新入生2,400名向けのデータリテラシー向上のためのe-Learningプログラムを共同開発し、今年度より提供を開始した。

 住友商事は、2019年にaiforceと資本業務提携し、住友商事グループのさまざまな事業領域へのAI導入を推進、AMATERAS RAYによる事業の高度化を加速させている。例えば、鉱物資源や農業資材などの市況・為替予測、エネルギーや金属商材の需要予測、さらに販売先の与信判断の高度化などでAMATERAS RAYを活用。同時に全社の人材育成にもAI活用を取り入れており、住友商事単体のみならず、グループ会社も含めaiforceのプログラムを通じた人材育成を行っていく予定だという。また、住友商事グループのシステム構築・ITサービス会社であるSCSKは、aiforceと販売代理店契約を締結し、顧客の事業高度化のためのAI導入を支援。

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BizZine編集部(ビズジンヘンシュウブ)

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