今年のテーマは「科学技術とデザイン思考」。これまで<デザイン思考と技術>の関係についてはあまり論じられなかったが、コロナウィルスにより科学技術の社会への迅速な適用や長期的な社会や人間のための視座から、デザイン思考を対話の方法論として問い直すことがテーマ。
このプログラムは大学院生と外部の参加者を対象とする、新たな試みの一環:専門家討議(コロキアム)型のセミオープンプログラム。科学研究機関や企業、医療現場における先進的な実践例を学びつつ、オンラインワークショップ形式でデザイン思考の実践者・専門家を招いてインタラクティブにその方法を習得するというもの。
詳細:https://tgsdt2020.peatix.com/
【プログラム内容】(各回・3回通しでも参加可能)
第1回:2020年11月15日(日)
科学技術と社会を繋ぐために:コロナ時代の構想力・社会的対話力としてのデザイン
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9:00-12:00
デザイン思考とS&T(Science&Technology):多摩大学大学院 紺野 登教授
キーノート(特別出演ビデオ)「なぜ科学技術と社会の対話が重要なのか」:ヤン・スタマン氏(前ラテナウ研究所所長/オランダ) -
13:00-15:30
いま最も注目されるデンマークのデザイン思考とは?
科学技術研究機関(産総研)におけるデザイン思考教育の事例とワークショップ
レア共同代表 大本 綾氏、産業技術総合研究所デザインスクール事務局長 大場 光太郎氏 -
16:00-17:00
「責任ある投資(responsible investment)」としてのイノベーションとデザインの役割:多摩大学大学院 紺野 登教授
第2回:2020年12月13日(日)
インタラクションデザインの現場から学ぶDX(知識創造プロセスとデザイン思考とDX)
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9:00-12:00
知識創造プロセスとデザイン思考プロセス:多摩大学大学院 紺野 登 -
13:00-15:00
ICTカンパニーにおけるDXとデザイン思考活用の状況/エクササイズ :SAPジャパン 原 弘美氏 -
15:30-17:00
リモートメディカルとその産業化におけるデザイン思考事例: シェアメディカル 峯啓真氏
第3回:2020年1月10日(日)
UX(ユーザーエクスペリエンス)、テクノロジー、ビジネスデザインの実践
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9:00-12:00
デザイン思考と社会システムのデザイン:多摩大学大学院 紺野 登
ゲスト講義:保井 俊之氏(慶應義塾大学大学院システムデザインマネジメント研究科教授) -
13:00-15:00
デザイン思考におけるUX(ユーザーエクスペリエンス)ワークショップ:山崎 和彦氏(武蔵野美術大学教授、Xデザイン研究所共同創立者) -
15:30-17:00
総括対話:山崎 和彦氏 紺野登
【実施形式】
※オンラインツールZOOM、一部オンラインホワイトボード「Miro」を使用。
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詳細・申し込み:https://tgsdt2020.peatix.com/
共催:多摩大学大学院、品川塾
協賛:株式会社富士通ラーニングメディア