同レポートは、世界各地のブライトコーブの顧客に由来する最近の数億データを分析し、動画コンテンツ視聴実態を報告している。レポートによると、ビジネスに動画を活用し、顧客・パートナー・従業員とコミュニケーションする企業が増えたことから、エンタープライズ動画(企業やマーケティング、小売業で利用される動画)の視聴回数は全世界、全端末で増加し、1年前と比較して93%の増加を示している。
また、世界のマーケティングおよび小売業に関する動画視聴数は、2 倍以上(114%増)に増加。COVID-19の世界的流行に伴い、多くの人がSTAY HOMEを強いられた四半期で、小売業界は顧客と接点を維持するために、従来の実店舗を中心としたビジネスではなく、動画を利用したeコマースに取り組んでいることがうかがえる。中でも、日本における小売業の動画視聴回数は223%増と世界で最も高い増加率となった。
その他、注目すべき以下のデータがレポートでは明らかになった。
スマートフォンでの視聴が増加
- エンタープライズ動画の視聴回数は、全世界で約2倍(93%)に増加。
- すべてのデバイスでエンタープライズ動画の視聴回数が大幅に増加。中でもスマートフォンは216%の増加となり、最も大きな伸びを示した。
- スマートフォンにおけるエンタープライズ動画の視聴時間は465%増加し、6 月には最大の伸び(712%)を記録した。
小売業界では、事業を継続させるために動画を活用
- 世界中のマーケティングおよび小売業に関する動画視聴数は、2倍以上(114%増)に増加し、動画が小売業における従業員や消費者とのつながりの基盤となっていることを示している。
- 小売業に関する動画視聴時間は、スマートフォンで152%、コネクテッドTVで1060%増加しており、消費者があらゆるデバイスでブランドとのエンゲージメントのために多くの時間を費やしていることを示している。
- スマートフォンでの動画視聴は前年比136%増となり、消費者はこれまで以上にスマートフォンを使ってブランドのコンテンツに接していることがわかる。
Brightcove Global Video Index レポートについて
Brightcove Global Video Index レポートは、毎四半期、ブライトコーブの数千社に及ぶ顧客から入手する4,000億を超える匿名データを評価することにより、あらゆる規模のビジネスの戦略的・戦術的判断に役立つ業界の知見を提供している。