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NTTデータ、横浜銀行ら5行と共同利用する勘定系システムのオープン化を合意

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 NTTデータは、コンコルディア・フィナンシャルグループの横浜銀行と東日本銀行、ほくほくフィナンシャルグループの北陸銀行と北海道銀行、および七十七銀行の5行(以下、MEJAR各行)と、MEJAR各行が共同利用しているシステム(以下、MEJAR)の次期更改について、オープンミッションクリティカル基盤を採用することで基本契約を締結した。

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 NTTデータは、2010年から提供してきたMEJARについて、次期システム基盤をMEJAR各行と検討し、技術面・コスト面の検証を行ってきた。検証の結果、次期MEJARは、環境変化に対して柔軟・迅速に対応でき、徹底した効率化を実現する、NTTデータが開発するオープンミッションクリティカル基盤(以下、本OMC基盤)を採用し、2024年に稼働開始する予定だという。

 本OMC基盤の採用により、ハードウエアコストが低減する他、既存資産を有効活用した基盤のオープン化が可能となり、従来より、IT投資を低減できる見込み。また、他システムとの連携の容易性が向上することで、新しい金融サービスを生み出す環境を作ることが可能となる。業務アプリケーションについては、行員事務を変更せずにシームレスに移行しつつ、現行システムと同等レベルの品質で提供する。なお、オープンサーバを採用することに伴い消費電力量を現行システム比で約20%低減できるなど、グリーンITも推進していくとしている。

 さらに、本基本契約での勘定系システムのオープン化に加え、オンラインデータ連携基盤やクラウド適用を推進することで、API基盤による異業種連携を強化し、オンラインデータ連携基盤上のマイクロサービスの組合せ等でBPM(business process management)を実装し、業務の自動化・効率化と、新規サービスの迅速な提供を可能する。また、セキュアなクラウド環境や勘定系システムへの影響を極小化することでコスト低減を図る。

 今後、NTTデータは、本OMC基盤をミッションクリティカルシステムへ順次適用するとともに、ミッションクリティカルシステムの開発手法/運用手法の標準化・共通化・自動化等、およびクラウド適用を検討していく。長年の共同利用システムの運用で培った経験と、先進的なデジタル技術ノウハウを生かし、当社が推進するOpen Service Architecture(OSA)のコンセプトに基づき、MEJAR各行のビジネスパートナーとして、各行の顧客サービスの向上とデジタルトランスフォーメーションの加速に貢献していくとしている。

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BizZine編集部(ビズジンヘンシュウブ)

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