古河電工が開発中の附属物巡視支援システム「みちてんクルーズ」は、独自のRPA（Robotic Process Automation）技術を用いた附属物点検表作成サービス「みちてんスナップ」と連携させることで、日々のパトロールで撮ったドライブレコーダーの動画から点検対象の附属物が映る箇所だけを自動抽出し、データ化することができる。これにより、パトロールの限られた時間の中で生じてしまう見落としを回避するとともに、過去の動画データとの比較等により道路附属物の変状の有無などを早期に見つけてパトロールの質の向上につなげ、膨大な数の小規模附属物の簡易的・効率的なメンテナンスサイクルの実現を目指していく。それによって、人手不足や財政面の課題を解決するとともに、技術職員やコンサルタントのノウハウをデータで蓄積することで技術伝承への貢献も期待できるとしている。