このハッカソンは、「Exploring Industry Applications in Quantum Computing(量子コンピューティングの産業応用に向けて)」をテーマに、東京大学、慶應義塾大学の両大学学生の協力のもと実施されるもの。
ハッカソンでは、誰でも無償で利用できるクラウド上の量子コンピューター・プラットフォーム「IBM Quantum Lab」上でオープンソースの量子ソフトウェア開発キット「Qiskit」を活用することができる。応募資格は高校生以上で、初心者から経験者までスキルや経験に関係なく参加することができる。参加者は、チャレンジを通じて基礎から応用まで学ぶことができると共に、産業応用を意識した量子コンピューティングの活用に取り組むことが可能となる。
今回のQuantum Challenge Fall 2021は、IBMがこれまでに推進した幅広い企業や団体との協業に基づいて、産業応用を見据えた課題設定を行う。特に演習問題は、東京大学、慶應義塾大学の学生グループによる検討、設計が行われ、金融、量子化学、AI機械学習、最適化といった分野から課題を出題する予定だという。