電通デジタルは、企業のDX推進に向けた新規事業開発において、アジャイル型のUX(ユーザー体験)デザインアプローチで支援するサービス「AGILE EXPERIENCE DESIGN LAB」発のプログラムとして、デジタルサービス開発の推進メソッド習得のための実践型研修「Innovation Process Learning Program」を提供開始した。
「Innovation Process Learning Program」は、電通デジタルと、新規事業開発支援に実績があるCo-Lift社が共同開発した研修メニュー。アイデア創出からプロトタイプの作成、MVPスコープの特定に至るまでの、新規事業を推進するために必要なフレームワークやマインドセットを実践的かつ短期間で習得することが可能だという。
1.課題特定/アイデア創出
重点課題の特定後、課題を解決するためのアイデアを創出し、どのアイデアを優先的に取り組むべきかをデザインスプリント手法(ワークショップ)を通して決定する。
2.プロトタイプ作成/ユーザー検証
プロトタイプの精緻化後に、ユーザーへの仮説検証を行う。定性調査のポイントをわかりやすくインストールし、実際に企業担当者にユーザーテストのモデレータを体験することで、UXリサーチのノウハウをスキルトランスファーする。
3.MVPスコープ特定/要件定義
ユーザー検証を通してMVPスコープを特定した後、開発に向けての要件を整理する。事業サイドの「やりたいコト」を社内外への開発サイドへ正しく伝え、「作りたいモノ」を定義するために必要なステップとスキルセットを、具体的な演習を通して学ぶ。
電通デジタルはこれらをベースに、各企業の状況に応じてプログラム内容をカスタマイズして提供する。また研修後、本プログラムを通して策定した内容を、実際にアジャイルプロセスにてMVP開発支援することも可能だとしている。