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NEC、量子アニーリングマシンの実現に向けた動作の実証に成功

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 NECは、量子コンピュータの一種である量子アニーリングマシンの実現に向けて、高精度な計算を可能とする超伝導パラメトロンを用いて、多ビット化が容易な方式の基本ユニットを開発し、アニーリング動作の実証に成功した。

図1:動作実証に成功した基本ユニットの写真(左、一部加工)と、多ビット化時の模式図(右)
図1:動作実証に成功した基本ユニットの写真(左、一部加工)と、多ビット化時の模式図(右)

 NECは今回、独自の超伝導パラメトロンと回路結合技術を活用して多ビット化が容易なLHZ方式の基本ユニットを開発し、小規模ながら組合せ最適化問題を量子アニーリングにより解くことに成功した。また、タイル状に並べて配置した各基本ユニットと外部の機器を効率的に接続するための3次元構造技術も開発し、本構造での超伝導パラメトロンの動作を実証した。

図2:3次元構造の概略図
図2:3次元構造の概略図

 開発した基本ユニットをタイル状に敷き詰めることで、高精度に計算できる超伝導パラメトロンの特徴を維持しながら多ビット化が容易に可能となり、大規模で複雑な組合せ最適化問題を高速に解くことができる量子アニーリングマシンの実現に向けて前進したという。

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BizZine編集部(ビズジンヘンシュウブ)

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