一流の経営者、編集者、起業家が語る、ウェアラブルセンサーが変える「働き方の未来」

『職場の人間科学』著者、Ben Waber氏 セミナーレポート:後編

 前回の記事でその様子を掲載したワークショップの後、Benさん、ロフトワーク代表の林千晶さん、ハーバード・ビジネス・レビュー編集長の岩佐文夫さんによるパネルディスカッションが行われた。林さんは組織の経営者として、岩佐さんは編集者として、Benさんに疑問をぶつけていった。データが読み解く組織の未来を語る。前編はこちら

[公開日]

[講演者] ベン・ウェイバー 岩佐 文夫 林 千晶 [取材・構成] 中岡 晃也 [編] BizZine編集部

[タグ] データ・アナリティクス ワークスタイルIT ワークプレイス IoT データテクノロジー

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オフィスにおけるコラボレーションのメカニズムとは?

岩佐 はじめまして、ハーバード・ビジネス・レビュー(以下、HBR)の編集長をしている岩佐です。HBRの3月号で「オフィスの生産性」を特集し、その中でBenさんの取組みを紹介しました。編集者として、その特集で問題提起をしたいと思っていました。

岩佐 文夫氏岩佐 文夫 氏
株式会社ダイヤモンド社 ハーバード・ビジネス・レビュー編集長
1964年大阪府生まれ。1986年自由学園最高学部卒業。同年、財団法人日本生産性本部入職(出版部勤務)。2000年ダイヤモンド社入社、ハーバード・ビジネス・レビュー編集部。2004年書籍編集局に異動し書籍編集者に。2012年より現職。

岩佐 「オフィスの生産性」というときに、オフィスの機能って2つだと思っているんです。1つは「1人で考える、集中する」ということ、もう1つは「会話する、コラボレーションする」ということですね。
 そこで疑問に思ったのが、これだけネットワークが進んだ今の時代に、1人で考える機能はオフィスに必要なんだろうかという点です。人が交わるということ以外の目的でオフィスを設ける理由はないんじゃないかと。もう1つ別の観点からの疑問は、クリエイティビティってどうやって生まれるのかという点です。1人で考えていておもしろいことが浮かぶときと、チーム内のコミュニケーションの中で刺激され、いいアイデアが出てくるときとがある。
 このメカニズムを解明したいと思って、オフィスの生産性を特集しました。特に後者について、チームでクリエイティビティを発揮するときのメカニズムについてBenさんに聞きたいと思っています。

 わたしもそれすごく教えて欲しい。一番生きててよかったっていう瞬間はそれです。A、B、Cというテーマで話している中で、想像もしなかったDにいける瞬間が絶対にあって、わたしはチームでのそのような瞬間を大事にしている。そのメカニズムってBenがコンサルティングしてきた中で、秘訣ってあるの?

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