早稲田大学ベンチャーズ(WUV)は、1号ファンドを設立し、大学等の研究シーズから新たなスタートアップを創設するディープテック領域の創業投資に特化したベンチャーキャピタルとして、投資活動を開始した。WUV1号ファンドは56.6億円規模での設立で、最終的なファンド総額は最大100億円を目指すという。
WUVは、早稲田大学の建学の精神「早稲田大学教旨」の1つである「学問の活用」を図るスタートアップ企業を創設し育成することで、学問の知見や研究成果を社会に実装し、人類社会の進化と幸福、ならびに持続可能性に貢献する事業と産業を創出することを本旨として、2022年4月に設立。この本旨に基づき、早稲田大学を中心に国内外の大学・研究機関における優れた研究成果から、グローバル・インパクトのある事業の構築を目指して、研究者と起業家、経営者と共に新たなスタートアップの創設を行うディープテック領域の創業投資に特化したベンチャーキャピタル(VC)として投資活動を開始した。
WUVの対象とする科学技術シーズは、早稲田大学のみならず他大学、海外研究機関も対象とし、物理科学、情報科学、生命科学領域に加え、人文社会科学やスポーツ科学といった領域にも取り組んでいく予定だという。