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NECソリューションイノベータら、宮城県南三陸町でICTなど活用し生ごみ資源化を促進する実証を開始

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 NECソリューションイノベータとアミタホールディングスは、11月1日より宮城県南三陸町で、ICTと行動経済学を活用した、生ごみの回収および再資源化の促進を目的とする社会実証を開始する。

 同実証では、LINE公式アカウント「南三陸生ごみ再資源化ミッション」を通じて、南三陸町における住民に対する地区ごとの回収目標値や進捗状況の配信、住民同士で送り合える「いいね」や「頑張る」などの意思表明機能の提供を行う。これらを通じて、地域参画の気運を高めるとともに、住民同士の連帯感の醸成を支援し、昨年度の同実証と同時期(2021年11月1日~2022年3月31日)の回収量実績155.1tに対して、10%増加を目指すという。

 回収された生ごみは、2015年よりアミタグループが同町にて運営するバイオガス施設「南三陸BIO(ビオ)」で、液体肥料と電気に100%資源化され、再び地域内で使用される。

実証の概要
[画像クリックで拡大表示]

 具体的には、住民によって集められた生ごみ回収量の蓄積データをもとに地区ごとで達成すべき資源化目標を算出し、LINE公式アカウントの南三陸生ごみ再資源化ミッションを「友だち追加」した住民に配信。月に1度、目標に対する結果を通知し、それに対して評価し合い、その集計結果も公開する。実施期間中の住民の環境配慮意識の変化などを検証し、本格運用に向けた課題抽出に取り組むとしている。

 なお、同実証では、NECソリューションイノベータと明治大学 情報コミュニケーション学部 後藤晶専任講師の共同研究の成果である、ナッジなどの行動経済学の手法を活用。ナッジとは、行動科学に基づく工夫や仕組みによって、人々がより望ましい行動を自発的に選択するよう促す手法だという。

 実証の概要は以下のとおり。

期間
  • 2022年11月1日~2023年03月31日(予定)
対象
  • 南三陸町全域(4,458世帯:2022年9月末時点)
目的
  • 生ごみの回収量向上の効果を検証
実施主体
  • NECソリューションイノベータ:システム検討・実装・運用保守、ナッジなどの行動経済学を活用したフィードバックの検討、実験データ分析
  • アミタホールディングス:実施協力体制の構築、自治体との合意形成、システム検討および南三陸町でのシステム利用者を増やす施策の実施
  • 明治大学 情報コミュニケーション学部 後藤晶専任講師:ナッジなどの行動経済学を活用したフィードバックの検討、実験データ分析

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BizZine編集部(ビズジンヘンシュウブ)

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