Strangeworksと東芝デジタルソリューションズは、社会課題解決に向けた量子インスパイアード最適化技術における協業関係を強化し、Strangeworksが展開する量子技術のためのクラウドプラットフォーム「Strangeworks Platform」において、東芝デジタルソリューションズの量子インスパイアード最適化ソリューション「SQBM+」の本格提供を開始した。
SQBM+は、東芝が開発した技術「シミュレーテッド分岐アルゴリズム」を用いた組合せ最適化ソルバー「シミュレーテッド分岐マシン」を核とした量子インスパイアード最適化ソリューション。今回、Strangeworks Platformで提供を開始するSQBM+は、計算時間あたりの従量課金で利用できる。最大1,000万変数の問題に対応可能で、複雑で大規模な問題の高精度な近似解(良解)を短時間で得ることが可能。二次制約なしバイナリ最適化問題を解くQUBOソルバー、3次および4次問題をサポートする高次項対応のPUBOソルバー、および線形制約付き二次バイナリ計画問題を解くQPLIBソルバーを提供しているという。
また、SQBM+が用意している様々なユースケースに最適化されたインスタンスタイプの中から、目的に応じた適切なインスタンスを選択することが可能。加えて、Strangeworks Platformの主力最適化サービスである「Strangeworks Optimization Service」で提供されることで、Strangeworks Platformが提供している様々な最適化ソルバーとSQBM+を一緒に使うことができるようになるとしている。