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日本総研と武蔵野美術大学、共同研究拠点「自律協生スタジオ」を開設 地域づくりに必要な要素など分析

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 日本総合研究所(以下、日本総研)と武蔵野美術大学が運営するソーシャルクリエイティブ研究所は、自律協生社会の実現を目指し、共同研究拠点「自律協生スタジオ(英名:Convivial Design Studio/通称:コンヴィヴィ)」を、11月1日に、同大学市ヶ谷キャンパス内に開設する。

 両者は、主体的・自律的に生きる個人が自由を享受しつつ、他者や自然、テクノロジーと力を合わせる中で創出される生き生きとした社会を「自律協生社会(Convivial Society)」と名づけ、その実現に向けた共同研究を同スタジオにて開始する。

 具体的には、全国各地で活躍する人や組織の研究、フィールドワークと実践を通じて、自律協生社会に必要な要素や活動を分析。地域に変革を起こす技術・方法の形式知化・体系化を進めることで、実現への道筋を具体的に描くという。また、デザインアプローチを活用した人間中心起点の政策形成プロセスについても研究するなど、自律協生社会の実現に向けて多面的な研究・実践を行うとしている。

 共同研究プロジェクトは、自律協生社会の実現をテーマに、3年間行う予定。現時点では、以下の2つが予定されており、今後も順次拡大していくという。

1. 地域における自律協生社会の実現

  • 自律協生の地域づくりに必要な活動の構想・実践:対象とするフィールドを設定し、デザインアプローチを活用して自律と協生の2つの側面から自律協生の地域づくりに必要な活動を構想し、実践に落とし込む
  • 自律協生の地域づくりを推進する運動体のあり方とその育成・組織化の方法の研究・実践:全国各地で活躍する人や組織の研究を通じて、地域に変革を起こす技術や方法(以下、LoCIスキル)を形式知化・体系化。LoCIスキルを学べる拠点をつくることでローカルコレクティブの育成・組織化を促す

2. 政策のためのデザインアプローチ

  • デザインアプローチを活用した政策立案の研究:政策検討・立案・実行のモデル化および地域経営や行政変革の推進・支援を目的とした政策のためのデザインアプローチの研究を実施。人間中心起点、未来志向、共創、可視化、試行、実験といったデザインのアプローチを活用し、不確実で複雑な社会環境における、課題設定から解決に至るまでの新しい政策のあり方を研究する

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BizZine編集部(ビズジンヘンシュウブ)

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