Business Book Academy 2015.7.27
21世紀のビジネスにデザイン思考が必要な理由
~ビジネスとデザインの交差点
講師:佐宗 邦威(株式会社biotope 代表取締役/イノベーションプロデューサー)
オープンイノベーションによる新規事業作りが広がっている環境の中で、今までとは違う非連続的な価値を提案することを求められる機会が増えてきたのではないでしょうか。具体的には、どのように人と違うコンセプトを提案するのか。それを可能にするのは、ビジネスフィールドで活躍するあなたが、決まったプロセスをなぞるだけではなく、デザイナーのように考える「デザイン思考」を日々実践していくことがその活路になると思います。
講演者は、元P&Gにてブランドマネージャー、大手家電メーカーにて、ビジネス思考とデザイン思考を融合した、グループ全社新規事業創造のエコシステム作りや、事業部、R&Dを対象にした新規事業インキュベーションを行ってきました。デザイン思考の老舗イリノイ工科大学のデザインメソッドや企業現場で実践してきた、「創り出す」日々の思考法や働き方についてご紹介します。
第1部 21世紀のビジネスになぜデザイン思考が必要なのか?
『21世紀のビジネスにデザイン思考が必要な理由』の刊行を記念して、ビジネスマンが学べるデザイン思考の全体像をご紹介します。いわゆる人間中心デザインプロセスを実務で具体的に進める上での羅針盤に加え、デザイナーのように考える「違いを作る」思考法、創造モードへのスイッチの切り替え、そしてキャリア戦略について、氏の企業現場での実践事例も踏まえご紹介します。
第2部 ビジネスマンが日々実践できるデザイン思考のコツ
第2部では、ビジネスマンが、日々の仕事で「モードを変えること」でデザイン思考を実行できるミニエクササイズを行います。佐宗氏が、今までビジネスの現場で、実際に実践し効果的と思った内容を行います。
佐宗 邦威(サソウ クニタケ)
イリノイ工科大学Institute of design修士課程修了、米デザインスクールの留学記ブログ「D school留学記~デザインとビジネスの交差点」著者。P&Gマーケティング部入社。ヒット商品ファブリーズ、柔軟剤のレノアを担当後、P&Gとジレットの企業合併のさなか男性用髭剃りブランドジレットのブランドマネージャーを務め、世界初5枚刃のFusionの発売を手がける。2008年10月大手家電メーカーに入社。商品開発プロセス変革プロジェクトやグローバルカスタマーインサイト部門の立ち上げ、グローバルエスノグラフィープロジェクトの全社導入を行う。 2012年8月よりイリノイ工科大学Institute of design, master of design methodsコースに入学し2013年卒業。現在は、グローバルトレンドリサーチや、人間中心デザインの方法論を活用した新規事業のインキュベーションを担当している。2015年7月から、新しいスタイルのデザインファーム、biotopeを設立し、代表取締役に就任。
biotope
biotopeは、“イノベーター個人のビジョンを、社会に実現していくことを統合的に支援するイノベーションプロデュース集団”です。デザインとマーケティングと組織開発の共創の方法論を融合し、アントレプレナーや、イントラプレナーの構想を実現するためのエコシステムを構想し、共創コミュニティを作りつつ、ビジネス思考でデザインし、具現化するプロセスを一緒に伴走する加速支援型のデザインファームです。
"Community co-create, business thinking, design doing, system change"
- コミュニティを共創し、ビジネス思考でデザインし、システムを変える -
- 開催日 2015年7月27日(月)
- スケジュール 15:00 〜17:00 (14:30 受付開始)
- 主催 : 翔泳社 ビズジン
- 協力 : 日立製作所
- 会場 品川イーストワンタワー(東京都港区港南二丁目16番1号)13F
ハーモニアス・コンピテンスセンター 内 「日立ITセミナー」 http://www.hitachi.co.jp/products/it/unified/it-pf/sem/hcc_map/ - 参加料 : 無料(事前登録)
- 参加申込: こちらから
対象者
- 新規事業開発担当者
- 事業企画、製品・サービス開発担当者
- マーケティング担当者