クボタと東京農工大学は、営農型太陽光発電設備下での最適な作物の栽培方法の確立を目指した共同研究を開始する。
営農型太陽光発電とは、農作業に必要な設備高と柱間隔、および農作物栽培に必要な日射量が確保できるパネルの密度を確保した太陽光発電。太陽光による発電と農業生産の両立が可能であるため、耕作放棄地の活用と農業経営の規模拡大への貢献が期待されているという。
今回クボタは、農作栽培の知見を有する東京農工大学と共同研究を開始し、太陽光発電設備下での日射量や温度などの栽培環境、作物の品質や収穫量などのデータの測定・分析を行い、高い生産性と品質確保が可能な農法の開発に取り組むとのこと。営農型太陽光発電の普及促進と農業の活性化を図り、カーボンニュートラルの実現と持続可能な農業の両立を目指していくとしている。
共同研究の概要は以下のとおり。
- 内容:営農型太陽光発電設備下における農作物の栽培環境の測定、分析、営農型太陽光発電に適した栽培体系の確立
- 実施期間:2023年1月~2025年12月
- 場所・面積:東京農工大学敷地内、約25a
- 栽培作物:ブルーベリー 他