YKプランニングは「月次決算レポートを作成している経理担当者」「月次決算レポートを作成している企業の経営層」を対象に、調査を実施した。
半数以上が20日以内に提出
経理担当者に「経営層に月次決算レポートを提出するのは翌月以降のどのタイミングですか?」と質問したところ、最多回答は「1ヵ月以内(35.9%)」だった(図1の左側参照)。

次いで「11~20日以内(31.3%)」が多く、半数以上が20日以内には月次決算レポートを提出していることがわかった。
データの集計に苦労
経理担当者に「月次決算レポートの作成で苦労していることは何ですか?(上位三つまで選択)」と質問したところ「売上・経費データの収集と集計(43.1%)」と回答した人が最も多く、次いで「月次決算処理の情報収集(39.7%)」が多かった(図1の右側参照)。
予実比較のしやすさを意識
経理担当者に「月次決算レポートを作成する際に意識していることは何ですか?(上位三つまで選択)」と質問したところ「予算との比較分析が簡単にできるようにする(41.1%)」と回答した人が最も多かった(図2の左側参照)。

そのほか「注視すべきポイントを簡潔に伝える(40.7%)」「キャッシュフローの状況を把握できるようにする(35.5%)」も回答者数上位の回答となった。
経営層が求めるスピードは「10日以内」
経営層に「月次決算レポートが提出されるスピードに満足していますか?」と質問したところ、約8割が「とても満足している(27.5%)」「やや満足している(52.9%)」と回答した(図3の左側参照)。

しかし「月次決算レポートを確認したいのは翌月以降のどのタイミングですか?」と経営層に質問したところ、実際には4割以上が「10日以内」に確認したいと考えていることが明らかになった(図3の右側参照)。
【調査概要】
期間:2025年3月6日(木)~3月7日(金)
方法:インターネット調査
人数:1,006人
対象:調査回答時に「月次決算レポートを作成している経理担当者」「月次決算レポートを作成している企業の経営層」と回答したモニター
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