三菱総合研究所とアステラス製薬は、三菱総合研究所が運営する「MEDISO（Medical Innovation Support Office）」において、創薬スタートアップ支援業務での提携に関する基本合意書を締結した。

　MEDISOとは、三菱総合研究所が厚生労働省より委託を受けて運営する医療系ベンチャー・トータルサポート事業だ。三菱総合研究所は国内外のステークホルダーと連携し、アクセラレーションプログラムを実施。海外ベンチャーキャピタルとのマッチングイベントを開催するなど、革新的な医療ソリューションの実用化を目指す医療系スタートアップ・アカデミアを支援している。

　今回の契約締結にともない、アステラス製薬はMEDISOの創薬スタートアップに対するアクセラレーションプログラムにおいて、つくば研究センターの敷地内に設立された「SakuLabTM-Tsukuba」にある研究スペースおよびオフィススペースの利用権を提供。創薬スタートアップがSakuLabTM-Tsukubaに入居した場合、アステラス製薬の各分野の専門家に相談が得られるほか、他の入居者やアステラス製薬の研究者とのネットワークを通じて創薬研究を加速させることが可能となる。

　三菱総合研究所とアステラス製薬は協働を通じて、日本発医薬品の創出を目指す。

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