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SGホールディングスのリスキリング推進 「3年で150名のDX企画人材育成」に向けたチャレンジ

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研修で学んだ内容を活かせている人は74%

──研修の成果/効果を教えてください。

中村:デジタル研修を2回実施し、1回あたり約25名が参加しました。企画研修も同様の規模で、こちらの実施回数は1回です。対象者と目的を明確にした結果、研修の満足度が向上し、最終発表では実現可能性の高いアウトプットが出てきました。

中村:研修終了の3ヵ月後にもアンケートを実施しているのですが、その結果も非常に良かったです。「研修で学んだ内容を活かせていますか?」という質問に対し「はい」と回答した人が74%もいました。パーソルイノベーションさん曰く、平均値は50%とのことなので、有意義な研修を実施できたと言えます。

──順調な2年目だったのですね。

中村:とは言え、2024年度の研修にも課題は残りました。「企画の支援を目的とした単年の取り組み」として進めてしまったのです。人的資本の観点を織り交ぜながら、体系的かつ長期的な研修プログラムを構築する必要がありました。

DX人材を定義してカリキュラムを最適化

──2025年度の取り組みを教えてください。

中村:人事部と連携してDX人材を次の2種類に定義しました。

1. DX企画人材:デジタルを用いた企画を創出・推進できる人材

2. DX構築人材:DX企画人材をデジタルの専門知識やスキルで支えられる人材

 「2025年度から2027年度の間に150名のDX企画人材を育成する」という目標を掲げて、研修をアップデートし続けています。たとえば、2024年度は課長職向けに実施していたデジタル研修を幅広い層に展開するため、カリキュラムを基礎研修として調整したものをeラーニング化して2025年7月より全社員に公開しています。

 また若手層向けに実施していた企画研修では、アバウトなテーマ設定で参加者のアウトプットがふわっとしてしまった過去の反省を踏まえ、テーマを詳細化した上でコースを分けることにしました。加えて、人事部と定義したDX企画人材に必要なスキルを明文化し、そのスキルが学べるようなカリキュラムになるよう現在も更新をかけています。

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「研修を受けて終わり」にしないための工夫

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この記事の著者

渡辺 佳奈(Biz/Zine編集部)(ワタナベ カナ)

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