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デロイト トーマツ、AI活用で企業価値向上を図るFDE人材活用を本格化

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 2026年4月30日、デロイト トーマツは、企業価値起点のコンサルティングサービス強化に向け、AIによる経営・業務変革を実現するFDE(Forward Deployed Engineer)人材の活用を本格化すると発表した。同社は2026年6月にFDEマネジメントオフィスを新設し、全社横断でのFDEのキャリア形成体制を整備する。

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 近年、AIエージェントやエージェンティックAIの普及により、AI活用は一時的な概念実証の域を超え、企業の業務プロセスへの本格的な実装フェーズへ移行している。デロイトが2025年に実施したグローバル調査によると、「AI施策で収益拡大を目指す組織」は74%に達し、AIの本格導入への関心が高まっている。

 この潮流の中で、AI導入を通じた業務変革や持続可能な価値創出には、柔軟なシステム連携や改善を続けられるエンジニアリング力、加えて戦略視点が不可欠とされている。従来型のITソリューション以上に、部門横断での業務変革や現場運用の定着、経営層を巻き込む意思決定など、テクニカルスキルとヒューマンスキルを兼ね備えた人材が重要となる。

 こうした背景から、デロイト トーマツはAIによる業務効率化にとどまらず、企業価値向上を実現するFDE人材の活用を本格化する。FDEは現場でAI実装を担い、企業価値構造を分析し変革領域を特定するDS(Deployment Strategist)と連携することで、戦略立案から実装・定着までの全社変革を支援する。これにより構想のみで終わらず、成果創出まで見据えた変革を目指す。

 FDEにはAI駆動のシステム・データ連携の設計・実装を担う広範なスキルが求められる。同社は多くのアライアンス企業と協業しながら、FDEのキャリアパスや資格制度を社内に整備。外部採用のみならず、社内育成にも力を入れ、得意領域を持つFDE同士をチーム化し、知見融合によるプロフェッショナル集団を形成していく。

 さらに、大規模業務ソリューション経験者やマルチクラウド・AIサービスの活用に長けた人材など、多様なFDEが横連携する体制も強化。既存の戦略・業務コンサルタントをDSとして育成し、異なる専門性の連携によりクライアント企業の変革を支援する。

 2026年6月の本格開始に向け、FDEマネジメントオフィスが採用・育成・制度設計・アサイン調整・ナレッジ共有などを推進し、品質とスピード双方の向上を目指す方針である。

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