KPMGコンサルティングは2026年4月、新規事業開発を支援するサービスの提供を開始した。本サービスは、独自に開発したAIエージェントを活用し、有望な市場セグメントの網羅的な探索および調査・分析・仮説構築の支援を行うものである。これにより、新規事業開発プロセスにおける検討リードタイムを短縮し、意思決定の迅速化を実現するとしている。
近年、市場や技術の急速な進展などにより企業の経営環境は不確実性を増している。企業の持続的な成長には新規事業開発が重要となっているが、情報量の増加や変化の複雑化により、従来の人手による調査・分析では十分な網羅性やスピードが確保しづらい状況である。そのため、仮説検証の遅延や検討コストの増大、担当者依存による再現性の欠如が課題となっていた。
KPMGコンサルティングが開発したAIエージェントは、設定したゴールや新規事業テーマに応じてグローバルなマーケット情報を収集・整理し、市場や技術、政策、社会など多角的な観点で変化の兆しを横断的に分析する。これにより、過去の事例にとらわれず将来起こり得る変化を前提とした事業構想の検討が可能となる。
また、KPMGコンサルティングが長年蓄積してきた成長戦略や新規事業戦略領域の知見、ノウハウを基に構築した戦略フレームワークを活用。これにより、単なるアイデアの列挙にとどまらず、市場性や実現可能性を考慮した有望なセグメントの抽出を目指している。
サービスではAIエージェントを補完する形で、KPMGコンサルティングのプロフェッショナルがクライアント企業とともに、ワークショップ形式で有望セグメントの特定から事業案の検討までを伴走支援する点も特徴だ。これにより、企業は自社の状況や将来ビジョンに即した新規事業戦略策定を行うことがしやすくなる。
本サービスは、新規事業開発の初期段階における調査・分析・意思決定を効率化することにより、企業の変革推進や競争力強化への貢献が期待される。
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