インドネシア特有の社会課題をどう解決するか?
GRIDが「社会インフラの変革」を目指すのは日本国内だけに留まらない。現在はインドネシアの首都ジャカルタにもオフィスを設け、インドネシア特有の課題解決を目指している。中村氏が取り上げた3つの課題「蚊」「天候」「工場」に対して、人工知能を中心とした解決方法について見ていく。
ひとつ目の取り組みは「蚊の検出デバイスの開発」だ。東南アジアにはデング熱やジカなど、蚊が原因の病気が存在する。蚊の周波数を人工知能に学習させることで、該当するものが飛んでいるとアラートが鳴るような仕組みをつくり出し、蚊から人々を守ることも可能になる。