製造業を中心とした経営環境の変化は激しさを増し、市場・顧客ニーズの変化に対してデジタル技術を活用して俊敏にサプライチェーン計画を軌道修正することが求められているという。先進企業においては、最先端のSuite型サプライチェーンプランニング(SCP)テクノロジーを活用し、サプライチェーンの競争優位性を確保し続けている一方で、成長段階にある企業においては、M&A等の環境変化も多く、規模に応じた適切なテクノロジー活用ができずに、従来型のSCPオペレーションを実行している企業が多く見られるという。
「DSN Platform」は、AIを活用した需要予測からアロケーション作成に至るサプライチェーン計画の策定や、KPIなどの経営情報をビジュアル化してレポーティングする機能など、SCPに必要な機能を厳選しパッケージングしたクラウドサービスとして、消費財、電子部品、医療機器など、さまざまな企業に環境変化に対応してサプライチェーン計画・プロセスを柔軟に変化させるDSN構築を支援するとしている。
「DSN Platform」を一般的なSCP業務改革パッケージ導入と比較した場合、次の2点が特徴になるという。
1. SCM構想の始動速度を早めることができる(改革導入期間の短縮)
デロイト グローバルが有するSCP標準ガイドラインに基づいた標準アプリケーション機能をテンプレートに、アジャイル手法による導入アプローチによって導入期間を大幅に短縮。
2. 従来のSuite Packageに比べ、IT投資・運用コストを削減できる
従来のSuite Packageに比べ、企業規模に即してDTCが厳選した必要最小限のソリューションセットとなっていることからIT投資・運用コストともに大幅な削減を実現。
また、DTCは「DSN Platform」導入後のIT運用およびデータ分析を包含したManaged Service(運用保守サービス)を通じて、適正在庫水準維持等の効果創出を支援するほか、部門内に閉じず、部門横断・サプライネットワーク全体でのデータ活用を第三者として継続支援するサービスも提供するという。