「スタートアップスタジオ」が生む新たな起業エコシステムとは?

Startup Studioによる事業開発:第2回

 「スタートアップスタジオ」は、起業やイノベーションのエコシステムから生まれた新たな組織形態です。この新しい組織はイノベーションや起業家の聖地であるシリコンバレーを震源地にすることなく、欧州、北欧、中南米など世界中で同時多発的に増殖し続け、すでに150社以上も存在しているといわれています。
 弊社QUANTUMが監修し、先日日経BP社から発売された『STARTUP STUDIO-連続してイノベーションを生む「ハリウッド型」プロ集団』は、起業やイノベーションのエコシステムから生まれた新たな組織の生態を明らかにするため、世界規模で増殖しているスタートアップスタジオの実態をインタビューや独自の調査を基にして生々しく綴られた本です。今回の連載では書籍の内容に触れながら、スタートアップスタジオとは何なのか紹介すると共に、国内外の最新事例を踏まえスタジオモデルの可能性を記していきます。

[公開日]

[著] 及部 智仁

[タグ] 事業開発 企業戦略 Startup Studio Corporate Startup Studio コーポレート・スタートアップ・スタジオ

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スタートアップを生み出すために必要なあらゆるリソースを内製化

 『STARTUP STUDIO-連続してイノベーションを生む「ハリウッド型」プロ集団』の著者アッティラ・シゲティ氏は、スタートアップスタジオを「同時多発的に複数の企業を立ち上げる組織」であり、「スタジオにあるさまざまなリソースを使いながら、次から次へとイノベーティブな商品を生み出していく新しい組織形態のこと」と定義しています。日本ではまだなじみの薄いスタートアップスタジオですが、その特徴は、商品やスタートアップを生み出す重要な機能をスタジオ内に有し、内製化していることです。

 具体的には、投資やビジネス開発の機能だけでなく、ソフト・ハードウェアに関するエンジニアリング、UIやUXのデザイン、プロダクトデザイン、PRやデジタルマーケティング、人材獲得のためのリクルーティング、ファイナンス、法務、その他オペレーションの機能を組織的に実装するために、社員として雇用しています。これらのリソースを駆使して、新しい商品やスタートアップを生み出しているのです。

タイトル▲先日発売された弊社監修書籍『STARTUP STUDIO 連続してイノベーションを生む「ハリウッド型」プロ集団

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