スタートアップを生み出すために必要なあらゆるリソースを内製化
『STARTUP STUDIO-連続してイノベーションを生む「ハリウッド型」プロ集団』の著者アッティラ・シゲティ氏は、スタートアップスタジオを「同時多発的に複数の企業を立ち上げる組織」であり、「スタジオにあるさまざまなリソースを使いながら、次から次へとイノベーティブな商品を生み出していく新しい組織形態のこと」と定義しています。日本ではまだなじみの薄いスタートアップスタジオですが、その特徴は、商品やスタートアップを生み出す重要な機能をスタジオ内に有し、内製化していることです。
具体的には、投資やビジネス開発の機能だけでなく、ソフト・ハードウェアに関するエンジニアリング、UIやUXのデザイン、プロダクトデザイン、PRやデジタルマーケティング、人材獲得のためのリクルーティング、ファイナンス、法務、その他オペレーションの機能を組織的に実装するために、社員として雇用しています。これらのリソースを駆使して、新しい商品やスタートアップを生み出しているのです。