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Snips、ブロックチェーンベースのAI音声アシスタントでコネクテッドホームのプライバシーを保護

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 コネクテッドデバイスに搭載する音声プラットフォームを開発するフランスのスタートアップ、Snipsは、コネクテッドホームデバイスにおけるプライバシーを守る初の音声プラットフォーム「Snips AIR」を発表した。

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 「Snips AIR」は、プロセス全体を通してプライバシーを考慮する「Private-by-Design」に準拠した分散型プラットフォームで、これまでの音声アシスタントに取って代わるソリューションになるという。「Snips AIR」は、ユーザーのデータをクラウドに保存することなく、デバイス上ですべてのデータを処理するため、家族の個人データをスマートホーム内にとどめることができるとしている。

 Snipsは、あらゆるデバイスにAIアシスタントを搭載することで、テクノロジーを意識させない直感的な操作を可能するという。2017年6月に提供開始されたSnipsのプラットフォーム上では1万4,000以上のデベロッパーが登録されており、すでに2万4,000以上の音声アシスタントを開発している。現時点で、日本語版、英語版、フランス語版、ドイツ語版が利用可能で、2020年までに中国語版と韓国語版が追加される予定という。

 現在普及している音声アシスタントは、機械学習モデルの質を改善する目的でユーザーのデータをクラウドに送信しているが、それによって家族のプライバシーが侵害され、個人データが乱用される恐れもあるという。アマゾンは、ユーザーに対し、リスニングデバイスを家庭の各部屋に設置するよう推奨しているが、ユーザーは依然として個人情報が漏洩し不特定の人に送信されてしまうという問題に直面している。

 Snipsは、エッジコンピューティングとAIRネットワークブロックチェーンを利用し、ユーザーが自分のデータを管理できる分散型プラットフォームを構築することで、この問題を解決するという。Snipsの技術によって、データはすべてローカルデバイスで処理され、クラウドのバックエンドに送信されることはないとしている。そのため、「Snips AIR」は、ユーザーについての情報を入手しなくても、大量監視やハッキングからユーザーを守ることができるとする。

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BizZine編集部(ビズジンヘンシュウブ)

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